【遊蘭饗応舞術・廓の技】
(カトン諸侯同盟/遊郭)- 入門条件
- 50名誉点
宿願
シノビの心身を労わるため
仇敵
なし
概要(流派)
カトン諸侯同盟に点在する遊郭、その遊女らが護身術として身に着けた武闘術です。
現代にてアルフレイム本土から人が渡り、遊郭がより一層賑わった頃。横暴な客人も増えたことで遊女らが疵付けられることも多くなりました。その現状を憂いた"朝夷太夫"(ソレイユ/女)は、「女に手出しする下卑蔵らは客ではなし、いい雨の下にお連れしなんし!」「か弱きだけが女ではありんせん、ぞっとする客人にはわちきらの、与太郎は与太郎らの小指切って持成なんし!」と鼓舞し、遊女らを強かに鍛えます。そうして編み出された遊女らの武術が、この流派の集大成となりました。
丁重に扱うべき客人には浮世離れた夢のような時間を、手荒に扱うべき客人には二度と見たくない程の悪夢のような時間を。その結果、横暴な客人はめっぽう減り、その代わりに「遊女コワイ遊女コワイ」とトラウマを植え付けられる者が増えました。最も、心地良い時間を過ごした客らにとっては幻でも見たのだろうとお笑い話で聞き流しますが。
また、部屋で共に過ごす客人を持成し、心地良く遊郭の夢を過ごしてもらえるように、彼女らは魔術を宴席での享楽に用い、遊郭の術として成り立たせることができました。
概要(忍界乱世への参加)
忍界乱世により今や裏世界はシノビらが忙しなく働いています。ムラクモを巡る争奪戦にシノビらの中には疲労が溜まり、それが祟って死んでしまう者も増えてきました。
彼らの心身を労わるのに、今こそ遊郭の享楽が必要なのではないか。どのような宿願や野望があれ、彼女らにとってシノビもまた労わるべき客人に他なりません。流派の遊女を各所に置き、そこで遊蘭饗応舞術を直伝することで、労わる術を得たシノビを増やしながら、忍界乱世の最中でも安らぎを求められるように精を出しました。
忍郷
詳細
彼女らの流派はシノビの流派ではないため、忍郷が存在しません。強いていうなら遊郭全土。それがこの流派の郷と言えるでしょう。
以下、簡易チャットパレット
秘伝宣言[情惑すは傾城の舞] 命中力判定-2&必中で挑発効果,命中時ダメージなし&対象の命中力判定-1
秘伝宣言[現惑すは胡蝶の夢] 命中力判定-1&必中で挑発効果,命中時ダメージなし&対象の命中力判定-2
秘伝宣言[刃翻すは報復の出立] 回避成功時にダメージを与える,絶妙な回避時は宣言回数としてカウントしない
▶︎真語魔法行使[魔伽・奪] MP-1 同室した相手から威力10で最大MPを奪取する,同衾ならば行使判定+4
▶︎操霊魔法行使[冥夜伽・奪] MP-5 同室した相手から威力10で最大HPを奪取する,同衾ならば行使判定+4,[分類:アンデッド]には逆効果
▶︎操霊魔法行使[冥夜伽・甦] MP-16 同衾した死者の魂を呼び戻し、蘇生させる。穢れ表を-3で参照させるが、術者が次に死亡時、その穢れ表を+3(累積)
▶神聖魔法行使[癒伽・労] MP-3 同室した相手の最大HPと最大MPを「+3」
▶妖精魔法行使[妖伽・命] MP-4 同室した相手の生死判定に+4のボーナス修正を与える
流派装備
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
本醸造たくみ | 12 | ポーション類 | 1,080 | 流派秘伝魔法に使うことで対象の器用度+3、敏捷度-3 |
純米秘蔵あらがみ | 12 | ポーション類 | 1,080 | 流派秘伝魔法に使うことで対象の筋力+3、知力-3 |
大吟醸ゆめまぼろし | 12 | ポーション類 | 1,080 | 流派秘伝魔法に使うことで対象の生命力+3、精神力+3、その他能力値-3 |
秘伝
《情惑すは傾城の舞》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《挑発攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中力判定-2、必中で挑発効果、命中時にダメージなし、対象の命中力判定-1
- 効果
麗しき振舞、はだけさせた艶肌、煽情的な視線…相手の気を惹くさまざまな振舞いによって注意を惹きつけ、目を離せないようにさせます。
武器攻撃を行うときに宣言し、その1回に適用可能です。
命中力判定に-2のペナルティ修正を受けますが、その攻撃が命中した場合、ダメージをいっさい与えられない代わりに、続く10秒(1ラウンド)の間、命中力判定に-1のペナルティ修正を与えます。また、命中の成否に関わらず、攻撃の対象となったキャラクターすべてに《挑発効果》と同じ効果を発生させます。
《情惑すは傾城の舞》は、知力が18以上のキャラクター、または知能が「高い」とされる魔物には、挑発の効果は発生しません。これは、上位秘伝の《現惑すは胡蝶の夢》であっても同様です。【上位秘伝】
《現惑すは胡蝶の夢》 タイプ:《挑発攻撃Ⅱ》変化型 前提:《情惑すは傾城の舞》 名誉点:30点
・秘伝宣言者が受ける命中力判定へのペナルティ修正を「-1」に緩和します。
・対象へ与える命中力判定へのペナルティ修正が「-2」になります。
《刃翻すは報復の出立》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の回避力判定
- リスク
- ―
- 概要
- 回避成功時にダメージを与える。絶妙な回避時は宣言回数としてカウントしない
- 効果
疵付けられようとしたとき、次の一手をいなしながらの反撃に注力します。
敵陣営の攻撃の対象となり、その回避力判定を行うときに宣言し、その1回に適用可能です。
その回避力判定に「-4」のペナルティ修正を受けてから、その攻撃者の判定に対し、秘伝使用者が回避力判定に成功したなら、秘伝使用者は自身の攻撃が命中したものとして「-4」点でダメージを算出し、相手にダメージを与えることができます。距離が離れている攻撃者にダメージを与えるには、遠隔攻撃が可能な武器を装備していなければなりません。このとき誤射は発生しません。ただし、回避力判定に用いる手段と、反撃に用いる攻撃は「バトルダンサー技能」で使用できるものでなければなりません。
また、この秘伝を宣言した回避力判定に成功した場合、その戦闘中に次に宣言する同秘伝は宣言回数としてカウントされません。
《妖艶の魔脈/**》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 常時型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- ―
- リスク
- ―
- 概要
- 特定のキャラクターを対象に含んだ魔法の魔力+1
- 効果
この秘伝を習得したとき、"男性","女性","不詳","[分類:〇〇]"から1つ選び、秘伝習得欄に【妖艶の魔脈/(選んだ属性)】と書き込みます。
魔法を行使する際、その魔法の対象に指定した属性を含んだキャラクターが入っている場合、魔力を+1した上で行使することができます。
《絢爛たる羽衣は戦舞の華》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《防具習熟A/非金属鎧》置換型
- 前提
- 《防具習熟A/非金属鎧》
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- ―
- リスク
- ―
- 概要
- 《防具習熟A/非金属鎧》の防護点上昇効果を回避力判定ボーナス修正効果にする
- 効果
秘伝習得者が習得している《防具習熟A/非金属鎧》の防護点を上昇する効果が失われる代わりに、カテゴリ〈非金属鎧〉を装備しているとき、バトルダンサー技能に限り秘伝習得者の回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。
この秘伝は《防具習熟A/非金属鎧》を置き換える形で習得しますが、《防具習熟A/非金属鎧》を前提とする戦闘特技は変わらず習得することができます。【上位秘伝】
《絢爛たる天衣は無縫の華》 タイプ:《防具習熟S/非金属鎧》置換型 前提:《絢爛たる羽衣は戦舞の華》 名誉点:30点
・《防具習熟S/非金属鎧》を置き換える形で習得します。
・《防具習熟S/非金属鎧》の防護点を上昇する効果が失われる代わりに、カテゴリ〈非金属鎧〉を装備しているとき、バトルダンサー技能に限り秘伝習得者の回避力判定に+1のボーナス修正を得ます(合計+2)。
《逢柳の琴稽古》
- 必要名誉点
- 20+指定秘伝
- タイプ
- 常時型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- ―
- リスク
- ―
- 概要
- 【逢柳の揺音残響楽土】の流派秘伝1つを入門不要で習得する
- 効果
【逢柳の揺音残響楽土】の前提条件を満たしている流派秘伝を1つ選び、秘伝自体の「20」点に選んだ流派秘伝の必要名誉点も併せて消費して秘伝習得欄に【琴稽古、(選んだ秘伝の名称)】と書き込むことでこの秘伝を習得します。
選んだ秘伝を習得しているものとして扱います。
秘伝魔法
- 7
- 【魔伽・奪】
- 必要名誉点
- 30
- 消費
- MP-1
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 一瞬/特殊
- 抵抗
- 消滅
- 属性
- 呪い
- 概要
- 同室した相手から威力10で最大MPを奪取する。同衾ならば行使判定+4
- 効果
同室した相手からマナを搾取し、己のものとします。
対象の最大MPに「威力10+魔力」点の魔法ダメージを与えます。さらに、その適用ダメージと同じだけ、術者はMPを一時的に得て、それを自由に消費することができます(【マナスプラウト】と同様です)。術者が睡眠を取るか、この魔法を別の対象に行うと、使用しきれなくとも、このMPは消滅します。
また、最大MPにダメージを受けた対象は、次に3時間以上の睡眠をとることで最大MPを元に戻すことができます。
この魔法は行使してから発動に6時間が必要で、その間対象と同室し続けなければなりません。その間に術者が睡眠をとることもできます。また、同室ではなく対象との接触を6時間続けていた場合、この魔法の行使判定に+4のボーナス修正を得ます。
この流派秘伝魔法は真語魔法です。また、この流派の他の秘伝魔法と効果を累積させることはできません。
- 7
- 【冥夜伽・奪】
- 必要名誉点
- 30
- 消費
- MP-5
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 一瞬
- 抵抗
- なし
- 概要
- 同室した相手から威力10で最大HPを奪取する。同衾ならば行使判定+4。[分類:アンデッド]には逆効果
- 効果
同室した相手から生命力を搾取し、己のものとします。
対象の最大HPに「威力10+魔力」点の魔法ダメージを与えます。さらに、その適用ダメージと同じだけ、術者はHPの現在値と最大値を追加します(【バーチャルタフネス】と同様です)。術者が睡眠を取るか、この魔法を別の対象に行うと、両者の最大値のみ元の値に戻ります。
これを[分類:アンデッド]に行使した場合、効果が逆転して術者の最大HPにダメージを受け、対象のHPの現在値と最大値を追加するようになります。
また、最大HPにダメージを受けた対象は、次に3時間以上の睡眠をとることで最大HPを元に戻すことができます。
この魔法は行使してから発動に6時間が必要で、その間対象と同室し続けなければなりません。その間に術者が睡眠をとることもできます。また、同室ではなく対象との接触を6時間続けていた場合、この魔法の行使判定に+4のボーナス修正を得ます。
この流派秘伝魔法は操霊魔法です。また、この流派の他の秘伝魔法と効果を累積させることはできません。
- 7
- 【冥夜伽・甦】
- 必要名誉点
- 30
- 消費
- MP-16
- 対象
- 死体1つ
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 特殊
- 抵抗
- なし
- 概要
- 同衾した死者の魂を呼び戻し、蘇生させる。穢れ表を-3で参照させるが、術者が次に死亡時、その穢れ表を+3(累積)
- 効果
死者に寄り添い、悪霊除けの香で身体を清めながら生命を分け与え、蘇らせます。
死体に行使し、発動すれば死者が蘇ります。目標値は、死後に経過した日数と同じです。【リザレクション】と同様に「穢れ表」を用いますが、参照する出目に-3の修正がかかります。
この魔法の対象となる死体は、主要器官が残されていなければなりません。人族や蛮族であれば、頭部と脊椎がほぼ完全な状態で存在することが条件です。
この魔法は行使してから発動に6時間が必要で、その間死体と接触し続けなければなりません。その間に術者が睡眠をとることもできます。また、死者を蘇らせた場合、術者自身の蘇生によって次に「穢れ表」を用いる際、その出目に+3の修正がかかり、累積します。
この流派秘伝魔法は操霊魔法です。また、この流派の他の秘伝魔法と効果を累積させることはできません。
- 6
- 【癒伽・労】
- 必要名誉点
- 30
- 消費
- MP-3
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 特殊
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 同室した相手の最大HPと最大MPを「+3」
- 効果
同室した相手の心身を癒し、有り余る活力を宿らせます。
次に睡眠を取るまで、対象の最大HPと最大MPが「+3」点されます。術者がこの魔法を別の対象に行うと、最大値のみ元の値に戻ります。
この魔法は行使してから発動に6時間が必要で、その間対象と同室し続けなければなりません。その間に術者が睡眠をとることもできます。
この流派秘伝魔法は神聖魔法です。また、この流派の他の秘伝魔法と効果を累積させることはできません。
- 7
- 【妖伽・命】
- 必要名誉点
- 30
- 消費
- MP-4
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 特殊
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 同室した相手の生死判定に+4のボーナス修正を与える
- 効果
光妖精の加護を与え、死地からの生還を手助けします。
次に睡眠を取るまで、対象の生死判定に+4のボーナス修正を与えます。術者がこの魔法を別の対象に行うと、ボーナス修正は失われます。
この魔法は行使してから発動に6時間が必要で、その間対象と同じ部屋に同室し続けなければなりません。その間に術者が睡眠をとることもできます。
この流派秘伝魔法は属性妖精魔法(光)です。また、この流派の他の秘伝魔法と効果を累積させることはできません。