追加種族:ドラウグ
- 知名度
- 形状
- カテゴリ
- 製作時期
- 概要
- 効果
ドラウグ
分類:アンデッド
穢れ | 5点 | |||||
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初期修得言語 | 生前による | |||||
弱点 | 回復効果ダメージ+3点 | |||||
能力値の決定 | A | B | C | D | E | F |
2d | 2d | 2d+6 | 2d+6 | 1d | 2d | |
使用不可の技能 | エンハンサー技能 | |||||
生まれ/技〜心=19
生まれ一覧
生まれ | 初期所有技能 | 基礎能力値 | 初期経験点 |
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戦士 | ファイター | 技7 体7 心5 | 2,000点 |
軽戦士 | フェンサーorスカウト | 技8 体6 心5 | 2,500点 |
武芸者 | バトルダンサー | 技8 体7 心4 | 2,000点 |
魔術師 | ソーサラーorコンジャラー | 技5 体6 心8 | 2,000点 |
神職者 | プリースト | 技5 体7 心7 | 2,000点 |
絡繰技師 | マギテック | 技7 体6 心6 | 2,000点 |
導師 | ドルイド | 技6 体6 心7 | 2,000点 |
山伏 | レンジャー | 技7 体7 心5 | 2,500点 |
吟遊詩人 | バード | 技6 体5 心7 | 2,500点 |
騎兵 | ライダー | 技7 体6 心6 | 2,500点 |
符術師 | アルケミスト | 技7 体5 心7 | 2,500点 |
風水師 | ジオマンサー | 技5 体6 心8 | 2,500点 |
軍師 | ウォーリーダー | 技6 体6 心7 | 2,500点 |
種族特徴
[残恨の身体]
キャラクター作成時、以下から1つ種族特徴を選んで種族特徴に書き加えます。
加えて、このキャラクターは毒、病気、精神効果(弱)属性の効果を受けず、睡眠による回復効果を受けることができず、1日の始まり(朝6時)にMPが最大まで回復します。
知覚も[知覚:魔法]として扱われ、死亡した際、蘇生することができません。
[残恨の身体/レブナント]
この種族特徴は、そのキャラクターが生前の肉体に魂を憑依させられて蘇ったレブナントのドラウグだということを表します。死体の保存状態によりますが、少なくとも死臭が漂うその身体を生者のように取り繕うには相当苦労することでしょう。
最大HPが「+10」点され、器用度ボーナスが「+1」、筋力ボーナスが「+2」、知力ボーナス,敏捷度ボーナスが「-1」されます。
[残恨の身体/レムレース]
この種族特徴は、大気中の高密度のマナと干渉し、生前の実体を形作った霊体であるレムレースのドラウグだということを表します。他のドラウグよりは生者に扮しやすいですが、その肌はひどく冷たく、触れられるだけで勘付かれるでしょう。
能力値が変動し、筋力、生命力が「-6」、知力、精神力が「+6」され、最大MPが「+5」点されます。
また、1日に1回だけ、HPに受ける適用ダメージをMPで肩代わりすることができます。MPが「0」点を下回る場合、その超過分をHPに被ります。
また、近接攻撃や「射程:接触」の効果でダメージを算出した時、MPを「1」点支払うことで算出ダメージを「+1」する事を選べます。そうして適用した追加ダメージ分、自身のHPを回復します。
[再生]
手番の終了時に、HPが「冒険者レベル」点、回復します。
HPが0以下になると、この種族特徴は発揮されません。
種族強化
[残恨の身体]によって得ている[レブナント/レムレース]が強化されます。
[残恨の身体/レブナント]
6レベル:最大HPの上昇が「+20」点、器用度ボーナスの上昇が「+2」、筋力ボーナスの上昇が「+4」になります。また、知力ボーナスの減少がなくなります。
11レベル:最大HPの上昇が「+30」点、器用度ボーナスの上昇が「+3」、筋力ボーナスの上昇が「+6」になります。
[残恨の身体/レムレース]
6レベル:最大MPの上昇が「+10」点になります。また、更にMPを「1」点消費する事で与える算出ダメージを「+1(合計2)」します。
11レベル:最大MPの上昇が「+15」点になります。また、更にMPを「1」点消費する事で与える算出ダメージを「+1(合計3)」します。
追加ライフパス:蘇った経緯表
ドラウグは「冒険に出た理由表」を用いる代わりに「蘇った経緯表」を2dを用いるか、或いは選択してドラウグ化した経緯を決めることができます。
1〜3-1 | 殺され、その死体を使われた |
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1〜3-2 | 弔われなかった末に |
1〜3-3 | 果たしたい約束が未練となった |
1〜3-4 | 貴方の身を預かる者の一存によって |
1〜3-5 | 死ねばそうなる定めだった |
1〜3-6 | 墓を掘り起こされた |
4〜6-1 | 輪廻の輪から外れてしまった |
4〜6-2 | 外法の術に巻き込まれた |
4〜6-3 | 理性を失っていたアンデッドが自我を得た |
4〜6-4 | 何者かと勘違いされて |
4〜6-5 | 親友や大切な人に惜しまれて |
4〜6-6 | その故も分からない |
追加ライフパス:記憶残留表
「記憶残留表」を2dを用いるか、或いは選択してドラウグが生前の記憶をどれだけ残しているか決定することができます。
2 | 生前の記憶が全て欠落している |
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3 | 執着していたモノしか記憶にない |
4~5 | 生前に共にいた人物や想い出は残っている |
6~8 | 大事なものを失くしている喪失感がある |
9~10 | 残された記憶は幸いにも多く、生前の人格と変わらない |
11 | 失ったものがないのではないだろうか |
12 | 最早死んでいる自覚がないほど生者の記憶そのままだ |
概略/ドラウグ
死した後、動く屍のレブナント或いは霊体レムレースとして蘇ってしまった存在が偶然か必然か理性を取り戻し、レムレースは実体を、レブナントは肉体の一部が生前のものへ中途半端に戻った存在がドラウグです。
ヒノマル地方では5年前まで存在しなかった種族ですが、〈ムラクモ〉が砕け散り、その魔剣の欠片の一つ、〈韓鋤、国津罪〉が魔剣として独立し、周囲にその力を及ぼした時に周囲を彷徨っていたアンデッド達が自我を得、生前の肉体の一部と思考能力を取り戻しました。
しかし死者であることには変わりないため、彼らは老いることも肉体が成長することもありません。理性が戻りつつも個体の多くは生前の記憶が欠陥しており、それに伴い精神性も人として欠落していることがあります。何かへの執着も強く、未練に囚われ続けているため一言で表せば"文化形成ができるほどの行動を取るようになったアンデッド"といったものでしょう。
先述と被りますが、彼らは基本的に外見が変化することがありません。レブナントのドラウグも、肉体の腐敗は一部の生前への回帰によって止まっています。勿論生殖能力はなく、また食事や睡眠は必要ありません。もしかすれば生前の癖で生理行動を取る個体もいるかもしれませんが、それらは嗜好としての意味はあれど生命活動に必要なものではありません。叡智しても子供ができるわけがないのです。
社会での存在
勿論の事、人々がアンデッドに対して強い忌避感を持っているのは言うまでもありません。
ただし、穢れながらも生前の肉を少なからず得ているドラウグに関しては、社会を共にすることを許容していることがあります。
というのも、ヒノマルの地のドラウグは〈韓鋤、国津罪〉によって一部分が生前の姿に戻っているため、完全体の〈ムラクモ〉は彼らを本当に生きていた頃へ戻せるのではないかと言われているからです。人へと戻す余地があるならと、裏社会では存在を赦されていますが、やはり表社会に出るとなると〈ムラクモ〉の存在は隠蔽されているため、アンデッドとして討伐対象になり得るでしょう。そのため、表社会で行動するときには必ず生者に扮しなくてはなりません。
ドラウグの死と蘇生
アンデッドなため、死亡したドラウグは二度と蘇生できず、ロストされます。がかなりシビアな種族になり得るので救済措置考えてもいいかもしれない。
既存PCのドラウグ化
PCが死亡した時、PLが望むのならドラウグにする事ができます。
その際、「2d」を用いて6以上の出目でなければ、ドラウグ化は行えません。また、所持している穢れの点数分、目標値は増加します。この判定に【剣の加護/運命変転】は使用できます。その際使用可否は死亡した日を参照します。
ドラウグ化した場合、元の肉体に蘇生することができなくなります。完全に元の肉体に蘇生するためには、専用となるアイテムを使わなければなりませんが、アンデッドとなったキャラクターを戻せる術は幻たる存在でしょう。
ドラウグ化したPCは以下の引き継ぎが行われます。名誉点は、冒険者ランクに費やしていた名誉点を含めて計算されます。
・獲得経験点
・名誉点
また、以下の引き継ぎはドラウグ化する前のPCの死体が回収できる状況であれば可能です。
・ガメルや所持アイテム
また、以下の要素は引き継がれません。流派の場合、再度入門に名誉点を費やすことで生前に習得していた秘伝の再習得が可能です。
・冒険者ランク
・コネクション
・流派入門
・流派秘伝