追加種族:アマギツネ
- 知名度
- 形状
- カテゴリ
- 製作時期
- 概要
- 効果
アマギツネ
分類:人族or蛮族
穢れ | 0〜2点 | |||||
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初期修得言語 | 交易共通語,地方の言語 | |||||
能力値の決定 | A | B | C | D | E | F |
2d | 1d+6 | 1d+3 | 1d | 2d | 1d | |
生まれ/技〜心=24
生まれ | 初期所有技能 | 基礎能力値 | 初期経験点 |
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戦士 | ファイター&エンハンサー | 技10 体7 心7 | 1,500点 |
軽戦士 | フェンサ&エンハンサー | 技11 体6 心7 | 2,000点 |
武芸者 | バトルダンサー&エンハンサー | 技11 体7 心6 | 1,500点 |
魔術師 | (ソーサラー or コンジャラー)&エンハンサー | 技8 体6 心10 | 1,500点 |
神官 | プリースト&エンハンサー | 技8 体7 心9 | 1,500点 |
妖精の友 | フェアリーテイマー&エンハンサー | 技9 体6 心9 | 1,500点 |
森の友 | ドルイド&エンハンサー | 技8 体7 心9 | 1,500点 |
妖精の友 | デーモンルーラー&エンハンサー | 技10 体5 心9 | 1,500点 |
斥候 | スカウト&エンハンサー | 技12 体5 心7 | 2,000点 |
山伏 | レンジャー&エンハンサー | 技11 体7 心6 | 2,000点 |
賢獣 | セージ&エンハンサー | 技9 体5 心10 | 2,000点 |
獣の友 | ライダー&エンハンサー | 技10 体6 心8 | 2,000点 |
星読み | ジオマンサー&エンハンサー | 技8 体7 心9 | 2,000点 |
策士 | ウォーリーダー&エンハンサー | 技9 体5 心10 | 2,000点 |
一般人 | エンハンサー | 技10 体6 心8 | 2,500点 |
種族特徴
[化け獣]
キャラクター作成時に生来武器〈爪〉〈牙〉〈尻尾〉のいずれかを選び、武器として用いることができるようになります。その際、〈爪〉は以下のデータを持ちます。
また、これらの生来武器は装備できる格闘カテゴリのランクに合わせて性能が変化します。威力が〈格闘A〉を装備できるなら+5、〈格闘S〉を装備できるなら更に+5されます。
名称 | 用法 | 必筋 | 命中 | 威力 | C値 | 追加D | 価格 | 備考 |
〈爪〉 | 1H拳 | 1 | - | 6 | 11 | - | - | 〈格闘B〉※パンチを強化 |
[獣の軽業]
回避力判定を行うとき、その代わりに軽業判定を使うことができます。成功すれば、回避力判定にその達成値で成功したときと同じ効果を得ます。
このとき、軽業判定そのものへの修正とともに、本来の回避力判定に与えられる修正が、全て適用されます。一つのアイテムや効果が回避力判定と軽業判定の両方に影響するときには累積させず、片方の判定への修正だけを適用します。
この軽業判定での回避力判定の代替は、10秒(1ラウンド)の間に1回までしか行えません。同効果の【アルショニ軽身跳闘法】の流派秘伝《アクロバティックアボイド》を習得している場合、この種族特徴と《アクロバティックアボイド》を併せて10秒(1ラウンド)の間に2回まで回避力判定を軽業判定で代用できます。
[人化]
初期作成時にエンハンサー技能を1レベル習得し、特殊な練技【シェイプヒューム】を習得しています。使用時の制限は【シェイプアニマル】と同様ですが、使用すると1時間の間人族の姿になることができます。
種族強化
[獣の軽業]が強化されます。
6レベル
技巧パッケージまたは運動パッケージの行動判定を行う際、1日に1回だけ判定を振った後にその達成値を「+1」することができます。
11レベル
達成値の上昇が「+2」になります。
分類の扱い
キャラクターごとに、人の頃はどのような種族だったかを定める必要があります。種族欄には、「アマギツネ(※人の頃の種族)」と書き込んでください。その種族に応じて、ナイトメアなら「1」点、ウィークリングなら「2」点の穢れを得てください。蛮族の場合、弱点が設けられることはありません。
概要
大昔から現代にかけて、山村部では見知らぬ種族や、穢れを持つ種族に特に強い差別意識を持っていました。誰此れ構わず穢れ憑き、穢れ憑きと石を投げられ、終いには殺されそうになった末に彼らは山へ逃げるようになりました。自分たちの姿を忌み嫌った彼らは【シェイプアニマル】の練技を会得し、1日の殆どを獣として山で過ごしているうちに肉体がその獣の姿に慣れ、次第にそちらが自然体になっていきました。やがて獣の姿でもニ立歩行や人のように物を持つ事が可能になり、獣の姿でありながら人の文化を用いて過ごせるようになります。
そうして彼らが子を為した際、同じような被害を子孫が受ける事を厭った彼らは、子供が物心がつく前に、人が自ら物を食べる事ができるのと同様にこの変化の術を生存に必要な術として教え込みます。そうして獣の姿のまま物心を得、その姿を本来の姿と錯覚したのがアマギツネです。
アマギツネには大きく分かれて2種類の存在がいます。迫害を受けた過去を持ち、人の姿を嫌って獣の姿に馴染んだ者と、彼らの子孫であり、物心がついた時には獣の姿でいる事が大半になった者です。
前者は上記のような迫害を受けたことから人里を恐れ、あるいは憎しんでいるために人と関わりを持とうとしないことが多いです。社会より自然を好み、平穏に暮らすのを望んでいる傾向があります。
後者は対照的に、人懐っこく好奇心が旺盛です。人の迫害意識という恐ろしさを知らない者が多く、山暮らし故に人を知らず、人の文化形成を知らない彼らは人族社会のあらゆるものに興味を惹かれやすい傾向があります。
寿命に傾向はありません。あらゆる種族がこのアマギツネになり得る性質上、寿命が10年の者もいれば、不老の長寿もいることでしょう。また、山暮らしによって馴染みある動物の認識が練技【シェイプアニマル】の其れよりも幅広くなり、熊や狼、狐、兎と山の獣であれば何にでもなれるでしょう(ディノスなどの多部位の魔物は不可)。また、その身体の大きさも本来の種族のサイズかそれ以下に準じます。
社会での存在
表社会に彼らが素性を明かすことは殆どありません。人の目を欺いて、獣の姿で村や町を散歩していることもありますが、よほど場違いな獣の姿でない限りは怪しまれることは決してないでしょう。ただし、もし人前で言葉を喋ってしまったのであれば、珍しい獣、或いは化け獣の類として子供でもない限りあまり良い扱いはされないでしょう。
彼らの中には、人に飼ってもらえるように振る舞って誰かに連れ帰ってもらってそこに定住したり、悪さを働いたりと一概には言い表せない程に多彩な人へのスタンスを見せます。
余談ですが、ヒノマルで妖怪として語られる猫又や化け狐、天狗の一部は、もしかすれば彼らかもしれません。