注意書き

　本ルールに記載できていない裁定に関してはすべてGMの脳内にある可能性があります。記載されていない内容で行いたい行動に関してはGMに都度問い合わせをお願いします。

軍略判定

基準値：ウォーリーダーorセージorジオマンサ―技能+知力ボーナス
所要時間：一瞬
解説：「対軍戦闘」でのみ戦闘開始処理（⇒「Ⅰ」p,129頁）において行われる判定です。PCの誰か一人でも成功すれば、その情報は公開されます。
目標値は「判明値/看破値」の二段階で分けられており、判明値の突破で1つの拠点の増援の内容とタイミングが公開され、看破値で敵拠点の性能と敵将エネミーの特定がされます。
セージ技能、ジオマンサ―技能を用いても判定を行えますが、その際は判明値のみの判定となります。

▶索敵/異常感知判定(戦闘)

基準値：通常の「異常感知判定」に準ずる
所要時間：10秒(主動作)
解説：「射程:視界」「対象:1エリア(半径6m)/すべて」でその一帯に隠されたアイテムや罠、伏兵などを感知することができます。罠や伏兵の場合は、達成値の競い合いルールに準じます。

▶隠密/隠密判定(戦闘)

基準値：通常の「隠密判定」に準ずる
所要時間：10秒(主動作)
解説：戦場の遮蔽などに身を隠し、敵から知覚されないように立ち回ります。一度隠密判定を行った場合、同座標にいる状態で敵が手番を開始するか、敵に対して能動的な行動判定を伴う動作を行うか、半径10m以内のエネミーが手番開始毎に危険感知判定を行い、その達成値が隠密判定の達成値を上回るまでそのキャラクターは完全な透明として扱われます。また、隠密中にそのキャラクターは「▶奇襲攻撃」を行うことができます。
　注意として、この判定は判定を振る時の座標が隠れるのに適した場所か、敵に視認されていない状態でなければ行えません。また、隠密中は「全力移動」を行えず、判定時は制限移動でなければなりません。

▶奇襲攻撃

　武器攻撃を行います。このとき、受動側は回避力判定の前に危険感知判定を振らなければならず、その判定に失敗すると続く回避力判定に-4のペナルティ修正を受けます。また、命中したとき、威力表算出時のC値が-1されます。この効果は例外的にC値の下限(7)を無視して適用することができます。

追加アクション

追加されるアクションは以下の１つです。
・担ぎ上げ、担ぎ降ろし

担ぎ上げ、担ぎ降ろし

　対軍戦闘ではNPCと共に共闘する事が多く、その戦場でNPCが力尽きて気絶したり、死亡する事があります。
　魔神は残忍なので、気絶したNPCにトドメを刺したり、その死体を弄んで蘇生できなくする可能性が十分にあります。そうさせない為に、PCは時にNPCを助けるかもしれません。
担ぎ上げ
　負傷者や死体を担ぐ際は"補助動作"として扱われます。その際、両手が空いていなければなりません。また、担ぎ上げた後は両手が塞がった状態となり、降ろすまでの間行動判定に-2のペナルティ修正を受けます。１部位ごとに１人まで負傷者や死体を担ぐことができます。
担ぎ降ろし
　負傷者や死体を降ろす際は"主動作""補助動作"の２パターンあります。
　主動作
　　丁寧に降ろす事ができます。
　　これによるリスクはなく、担がれた側は安全な状態で同座標に置かれます。
　補助動作
　　手早く降ろす事ができますが、乱暴な降ろし方の為リスクがあります。
　　これによって担がれた側が降ろされる時、落馬の処理に従います。その手番中に担いでいたキャラクターの(移動距離/5)分の落下ダメージを受け、同座標に置かれます。
　　降ろされたのが死体の場合、損傷して蘇生が難しくなります。「その手番中に担いでいたキャラクターの(移動距離/5)」で落下ダメージを算出し、防護点やダメージ軽減を適用した適用ダメージを参照して「1d」を振り、"損傷ロール"を行います。特定以下の出目が出た場合、蘇生が不可能となります。

損傷ロールについて

　損傷ロールは、担ぎ下ろしによる落下ダメージ以外でも死亡している状態で適用ダメージを受ける度に発生するものとします。