術者が近接攻撃、射撃攻撃を行うとき、その攻撃で使う武器を毒属性の魔法の武器として扱い、それが発生させる物理ダメージを+2します。
さらに、この効果で対象のHPを1点以上減少させた場合、そのたびに前者のHPが2点回復します。
ダメージ上昇効果、HP回復効果ともに、この魔法の対象と、ダメージを与えた対象が共に血液を持たない場合には効果がありません。

周囲の生物から活力を吸い取る力場を作成します。
範囲内の対象は手番終了時に「1d」点の呪い属性の魔法ダメージを受けます。
同時に対象のHPが減少した値と同じだけ、術者のHPを回復させます。

対象の血液を必要以上に暴走させ、身体能力の向上と引き換えにダメージを与えます。
対象は効果時間中、行動判定に+1のボーナス修正を得ます。
同時に、対象は手番終了時ごとに「成力10+魔力」点の病気属性の魔法ダメージを受けます。
ただし、この威力決定ではクリティカルは起こりません。
この魔法は血液を持たない対象には効果がありません。

キュリアドラルの聖像に、自身の魂の依り代となる儀式を施します。
術者の死亡時にこの魔法が効果を発揮している場合、術者の肉体は瞬時に朽ち果て、即座に対象としていた聖像が新たな肉体となり、この魔法の効果は失われます。
新たな肉体は体型や容姿など、生前の術者と全く同じになり、能力値や技能などもそのまま扱えます。
また、前者の死亡時、術者と聖像の距離はどれだけ離れていても構いません。
術者は即座に死亡し、蘇生したものとして扱います("穢れ"が1点上昇します)。
魔法が効果を発揮した結果"穢れ"が5点となってしまった場合、ハイレブナント(⇒BTの198p)として蘇ります。
この魔法の対象となった聖像は、通常の手段では破壊できなくなります。
【パーフェクト・キャンセレーション】【ユースレス・マテリアル】などは有効ですが、聖像に他者からの干渉があった場合、術者はどれだけ離れていてもそれを察知できます。
この魔法は行使に1日(24時間)が必要です。

対象の血液から記憶を奪い、術者のものとします。
対象は、奪われた記憶を失い、それを持っていたことすら思い出せません。
この魔法を行使する場合、術者はこの魔法を対象に行使した上で、対象の血液を奪って飲む必要があります。
奪える記憶の時期と時間は、飲んだ血液200ccにつき、連続した1年間となります。
200ccごとに、1年の単位で記憶を奪えます。
奪える1年分の記憶は、年齢からランダムに決定します。
同じ対象に複数回行使することで、異なる1年分の記憶を奪うことができます。
対象は再われた血液200ccごとにHP、MPの最大値が2点減少します。
この効果でHP、MPの上限は0未満にはなりません。
最大HPが0になってしまった場合、対象は生死判定を試みることなく死亡します。
奪われた記憶とHP、MPの最大値減少の効果は、術者が死亡するか、この効果が解除された場合、すべて取り戻します。
一方、術者も、一度得た記境をそのまま持ち続けます。
術者が血液を飲用できない場合や、血液を持たない対象には効果がありません。