ギルドシティ・ウェンリッド

【ペルゼアノ降霊親和術】 - ギルドシティ・ウェンリッド

【ペルゼアノ降霊親和術】

入門条件
50名誉点

 この流派の始祖たる「ペルゼアノ」は、たった一人で森に暮らすエルフでした。 ……然し、彼女は正確には一人ではなく、多くの動物たちと言語の疎通をせぬままに心を通わせ、暮らしていたと言います。
 彼女は捨てられたエルフですが、生まれつき交信の才能を持ち、動物の外にも様々な精霊と意思を通わせることができました。
 その中でも、森の王たる巨狼「レジオン」を父として見做し、敬愛し、そして信頼していたと言います。

 才能故に彼女がドルイドへと自然に目覚めるのは、早い事でした。 力に目覚めれば、彼女は森の王に促されて森の外へと旅立ち……そして、冒険者として名を広めました。
 彼女が特異であった点は、冒険者として活動している内も「レジオン」を精霊として頼り……否、常に姿を現し続ける"霊獣"として使役していた点にあります。
 そうした特異な森羅魔法術に目を付けた研究者や、一部の森羅導師が彼女の話と境遇から推察と研究を重ね、精霊ではなく直接出会った動物と契約を交わす事によって行える"霊獣召喚"の技法へと行き付きました。
 "霊獣召喚"は一部の特に才能のある森羅導師の中で広められ、それはルガーフェル冒険者学校内でも「アリシア・フォン・エルドラージ」の研究資料提供により教えが広げられています。
 "霊獣召喚"は、今生きている動物から力を借り、そして生物でありながら精霊として傍を歩かせる契約です。 その精霊体を維持する為にお互いが常にマナを必要とする他、直接傍に来るほどではありませんが、動物の側にも危険が伴います。
 これらの事から、この技法を果たすのに最も必要なのは両者の信頼関係であり……逆に、それさえあれば、本来以上の力を引き出す事も可能であるとされています。

流派装備

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
絆魂の指輪 14 装飾品:手 8,000 名誉点:30点
魂魄接続の指輪 21 装飾品:手 14,000 名誉点:50点

秘伝

《親友となる霊獣》

必要名誉点
50点
タイプ
主動作型
前提
ドルイド技能Lv1以上
限定条件
-
使用
-
適用
-
リスク
なし
概要
[動物]の魔物を使役する
効果

 特別な信頼関係にある動物と"霊獣召喚"の契約を行います。
 秘伝修得者は、霊獣作成ルールに基づき、霊獣を作成します。 主動作を消費して現界を行わせる事により、以降1分(6ラウンド)の間、その魔物をゴーレムや妖精と同じように使役することができます(使役魔物として扱います)。 指示などのルールは妖精に従い、《マリオネット》やそれを前提特技とする秘伝も有効です。
 "霊獣"はHPが0以下になると消滅しますが、現界の度にHP・MPを全回復して復活します。
 現界を行うと、秘伝修得者のMPを「霊獣のLv*2」点消費します。

 "霊獣"は、一度作成するとそれ以降変更できません。

《感覚共有》

必要名誉点
50点
タイプ
常時型
前提
《マリオネット》 《親友となる霊獣》
限定条件
-
使用
-
適用
-
リスク
最大MP-「霊獣のLv*2」
概要
"霊獣"を常に召喚し、探索可能にする。
効果

 "霊獣"に自らの感覚を共有することにより、常に現界状態に置きます。
 《親友となる霊獣》の効果時間が「永続」になります。
 加え、"霊獣"が活動可能ならば、「足跡追跡」「異常感知」「探索」「危機感知」「罠回避」判定をドルイド技能の魔力で行うことができます。

 但し、秘伝習得者の最大MPを「霊獣のLv*2」と同じだけ減少します。

《強靭な子羊》

必要名誉点
50点
タイプ
独自宣言型
前提
《親友となる霊獣》
限定条件
-
使用
-
適用
霊獣の行動1回
リスク
-
概要
格上に対しての攻撃能力を上昇させる。
効果

 特別な信頼関係により、本来以上の力を引き出します。
 "霊獣"が動作を行う際、それが自身よりLvの高いキャラクターに対して行う「命中力判定」「特殊能力行使判定」ならば、「対象とのLv差分」に等しいボーナス修正を受けます。
 加え、それが直接ダメージを与える効果であったならば、「対象とのLv差分*3」点の追加ダメージを与えます。
 (「「連続攻撃」や「2回攻撃&双撃」といった複数回攻撃する効果があったとしても、最初の1回にのみ適用されます」)

 この秘伝は他特技や秘伝から参照する場合において、「使用:フェンサー技能、グラップラー技能、バトルダンサー技能」としても扱います。

製作者:ろこぐら