『情報は正確に。自分の遺志を混ぜてはいけない。見たまま、聞いたまま、何があっても"そのまま伝える"のが必要であり、そうしなければならない』

伝令とはそういうものだ。
だからそうした。
そこに自分の遺志はない。ただそのままにそうしただけだ。

……その結果、混じった偽りの伝令は、そのままに受け止められて。
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ここで大切なことは「私は嘘に気付いていた」という1点だろう。
伝令故に、様々な情報に触れる。
それでも私は「そのまま伝えること」を優先した。

後悔はしていない。私は仕事をこなしただけ。

それでも。
本当に、それでよかったのだろうか。
わからない。わからないけど、私は、あの光景を死ぬまで忘れないだろう。
これは彼/彼女の罪の記憶であり、彼/彼女が自分の仕事に忠実であるという証である。

失われた記憶。
彼/彼女には「大切な人」がいた。
大好きな人だった。
優しくて、聡明な人だった。
届けた「手紙」を喜んで受け取ってくれて、また「手紙」を託されて。
その過程で仲良くなった。
仕事以外でも話すようになって、もっと好きになった。
良く撫でてくれた。その手の柔らかさが、撫でられた時の心地よさが好きだった。
色々な国の話を喜んで聞いてくれた。
……ある日、その人は突然いなくなった。
いつもの通り、届けようとした「手紙」は、届けることができなくなった。
そうして、彼/彼女は、大切な人との記憶を喪失した。
鞄には「届けることができなかった1通の手紙」が入っている。
誰に託されたのか、どこに届けるのか、その手紙が何なのか、彼/彼女は既に覚えていない
それでも、常に持ち運ばなければならないと思っている
それは果たして、何のためか

■遺跡再調査
・参加者（敬称略）：ミッツァ、グラナト、アンリ、リーヴ、ザツヘイ
・依頼者：マギテック協会（鎧の男）
・掃討エネミー：ルドルン、ドルン×２、ビット×２、＊＊＊(後で追記)
・メモ：遺跡の構造変化が発生し、再度調査を行うこととなる。
　　　　地図は「ザツヘイ」が担当。ほぼ漏れなく記載を行う。
　　　　防衛機構により、魔動機と遭遇。これを撃破。
　　　　地下への道が閉ざされており(※1)、依頼人の想定外の事態が発生。
　　　　これ以上は調査の必要なしと判断し、帰還。
　　　　注釈：戦闘後、魔神による敵対行動を観測。しかし無事送還は行われた。
　　　　※1：本来地下は存在する模様。（考察：何かしらの不都合があって隠したか？）
・所感：不明瞭な部分は多いが、依頼人には包み隠さず、そのまま伝えることができた。
　　　　恐らく、また調査の手が入るとは思うが、これ以降はわからないため、ここまでとする。
・その他：リピータークロスボウが欲しい。まだちょっと重い。

■蜂蜜を求めて
・参加者（敬称略）：オフィーリア、クルーデア、セリーナ、イルマトゥーラ、リーヴ、ユウェル
・依頼者：パックイーン・メジロ
・掃討エネミー：モリノワグマ3体、スピートル4体
・メモ：ハチミツが要りようらしい。
　　　　スイーツが何とか言っていたので、それなりに偉い方なのだろう。
　　　　森までの道中は問題なく、森に入って少し経ったところで熊とそれと共生している生物に遭遇。
　　　　ハチミツを取るには避けて通れず、交戦。
　　　　前衛組の頼もしさの結果、被害は殆どなく、撃破。
　　　　ハチミツも大量に獲得し、依頼人も満足した模様。
・所感：ハチミツが食べたくなった。余裕があれば今度食べてみよう。
・その他：カロリー管理はしっかりしよう。

■傘の怪
・参加者（敬称略）：ソラーレ、ミッツァ、リーベ、ザイン、紫香楽
・依頼者：？？？
・掃討エネミー：舞傘焔(マイガサホムラ)
・メモ：夜に一足一つ目の化物を見た、ということでその討伐依頼。
　　　　血の匂い。どうやら蛮族や人族関係なく捕食する化物のようだ。
　　　　前衛陣の活躍、そしてプリーストのザイン、同じ射手のミッツァの援護もあり無事に討伐。
　　　　火の玉をまともに受けていたザインは割とぴんぴんしていた。
　　　　見習っていきたい。
　　　　最後に「舞傘焔」を描いたとされる和絵を貰った。趣がある。大切にしよう。
・所感：やはり手数が無く、習熟が足りない。腕を磨こう。
・その他：斡旋所のヒノマル茶が美味しかった。市販しているのは見たことがない。
　　　　　リピータークロスボウを購入。手になじむといいと思う。
　　　　　ミッツァが親しくしてくれている。同じクロスボウの使い手同士、これからも交友を重ねたい。

■魔域破壊
・参加者（敬称略）：ミッツァ、アミ―ラ、アルカナ、ヤクル、レイラ、スフィ
・依頼者：？？？
・掃討エネミー：エルビレア、モヴキラ
・メモ：初めて魔域と呼ばれる領域へ突入。
　　　　巨大なエビのような魔神と蜘蛛のような魔神と遭遇。戦闘開始。
　　　　前を支えてくれた面々と、的確な支援のかいもあり、魔神を掃討。
　　　　魔域のコアを破壊して脱出した。
・所感：命中精度に難を感じる。武器の最適化、それと自身の腕を磨くとしよう。照準器を買うのもいいか？
・その他：スフィ、どこかおっちょこちょいな面を感じる。いつか大きな怪我をしないといいのだが……。

■無限海老！！
・参加者（敬称略）：ソラーレ・ハルディン、凍空　六花、イルマトゥーラ・リュスタング、ガンツ・ボルドラス、ガヴィル、コーマ
・依頼者：？？？
・掃討エネミー：エルビレア
・メモ：ウェンリッド周辺に魔神”エルビレア”が大量に発生した。その討伐依頼。
　　　　以前戦ったものと個体差が激しい気がするが、気を抜かずに挑む。
　　　　合計20体討伐したところで撤退指示。上々だろうと私も思う。
　　　　特に前でエルビレアと戦ってくれたソラーレ、ガヴィル、コーマの貢献が大きいだろう。
　　　　死傷者無しで無事に帰還することができたのが、一番の成果だろう。
・所感：エビの姿と怪物の姿、どちらが本当のエルビレアなんだ？
・その他：好意に甘えて出費を一部負担してもらった。ありがたいと思うけれど、やはり負担を減らす手段を考えよう。

■天地雷鳴－地裂
・参加者（敬称略）：グレン・ウォーカー、アネモネ・ウェスタリィ、ヤクル・トーデスフリーズ、リアン・グラナトロート、シュウ・トリアイナ
・依頼者：？？？
・掃討エネミー：ダオン、ケンタウロス、リザードマン、リザードマンベアラー
・メモ：蛮族がライフラインを潰しているとのことで、フェイクの物資を掴ませた後の拠点の制圧依頼。
　　　　ライフラインは文字通り生命線だ。食料であれ、情報であれ、何かが途絶えるというのは耐えがたい苦痛となる。
　　　　夜に受けた依頼だったが、メンバーの事もあり朝に変更。
　　　　周囲の視認性やトラップの事を考えれば、できる限り夜の行動は避けるべき、というのは殆ど納得がいくことだ。
　　　　目的地の前に敵影確認、リアンがそれに接触。交易共用語の意思疎通を確認し、しばしの対話後、戦闘。
　　　　前衛の皆、後衛の魔法、支援もあり無事に突破。
　　　　捕虜としてウェンリッドへ連れ帰り、依頼は完了となった。
・所感：蛮族だろうと、人間だろうと「悪事を働けば」それは「悪い」ことだ。
・その他：リピータークロスボウが手になじんできた気がする。良いことだ。
　　　　　もうちょっと背を伸ばしたい。でも伸びない気がする。

■ひとくち魔域～エビVS？～
・参加者（敬称略）：ノマ、ラビィ・オラクル、カリュプス・シュタール、ミッツァ、グレン・ウォーカー
・依頼者：テング
・掃討エネミー：アザービースト、エルビレア、インプ
・メモ：小規模な魔域が発生したとのことで、これの解決依頼。
　　　　向かってみれば1人の女性が大立ち回りをしているところだ。押され気味の所を助太刀する形で参戦。
　　　　魔神アザ―ビースト、エルビレア、インプと大盤振る舞いの状況。
　　　　ノマの気絶、不可視な攻撃によるカリュプスへの大打撃と不味い状況に陥ったが何とかこれを突破。
　　　　無事に魔域を破壊することに成功。さて、果たしてあれは誰を取り込んだ魔域だったのだろうか。
　　　　ともあれ誰一人欠けることなく無事に突破することができた。
　　　　これが何事にも代えがたい成果だろう。
・所感：……何か忘れている気がする。いや、きっと気のせいだろう。
・その他：銭湯という公共浴場に初めて入ったが、これはこれでいいものだ。また行きたいと思う。

■馬車泥棒
・参加者（敬称略）：メリッサ、リリベル、アキザクラチヨ
・依頼者：テング
・掃討エネミー：暴走馬車の強盗、ヴァルチャー
・メモ：手紙を届ける仕事の帰り道、盗賊に襲われて馬車を奪われている炭売りの一行に遭遇。
　　　　メリッサの機転によりゴーレムにて馬車の進行を妨害、そのまま盗賊との戦いに突入。
　　　　チヨの支援、メリッサ、リリベルの活躍により盗賊は沈黙。
　　　　無事に炭を取り戻し、思わぬ事態となったが、炭は持ち主に返り報酬も貰えたので良しとしよう。
・所感：武器を取った時点で、死は覚悟しなければならない。そうでなければ取るべきではない。勿論、生を願う気持ちを否定するつもりはないが。
・その他：あの子は確か、いや。あまり深いことは追及しない方がいいだろう。これは誰かに伝えることでもないのだから。

■野生の王国
・参加者（敬称略）：ミッツァ、エリュテイア・ロート、ヤクル、アキザクラチヨ
・依頼者：テング
・掃討エネミー：ペドロヴァイパー、アイアンタートル、ジャイアントイーグル
・メモ：発生した魔域の破壊依頼。徐々に広がっている魔域は、侵入してみれば密林の様相を呈していた。
　　　　獣たちの鳴き声、唸り声。相対するのは動物たち。
　　　　ミッツァの射撃、マテリアルカードによる支援、ヤクル、エリュテイアの前線を支えて勇敢に戦う様。
　　　　チヤの的確な支援と神聖魔法による攻撃により無事に討伐。
　　　　王を倒したことにより、とどめを刺したエリュテイアが王として認められたようだ。
　　　　ともあれ、魔域は無事に封鎖し、依頼は無事に完遂した。
・所感：自らの手で王国の幕引きを行う。やる機会のあるものではないが、どのような感覚なのだろうか。少しだけ気になった。
・その他：最近燃費が良い。後々のために、貯蓄をしなければいけない。

■邪の目覚め
・参加者（敬称略）：ミッツァ、ジェーン、オルコス、セレナ、ヤクル
・依頼者：邪眼皇ロマノフⅠ世
・掃討エネミー：邪眼皇ロマノフⅠ世
・メモ：決闘者求、我挑戦者也。
　　　　行ってみれば魔域が１つ。随分尊大な魔神が1柱。
　　　　大きな一撃を受けつつ、それでも脱落者なく突破。
　　　　頼もしい前衛陣と、強烈な一撃を入れたミッツァの功績が大きいだろう。
　　　　ジェーンは何かしら思う所がありそうだ。戦意を無くした相手に追撃を入れようとするのは相当な事だろう。
　　　　止めてくれたオルコスには感謝だが、まあ、元々彼女が「殺さない」と宣言した手前もあるとは思う。
　　　　さすがに、一緒に依頼を受けた相手に、当てないとはいえ矢を射るのはしたくない。
・所感：そろそろ頭打ちか。新しい何かを探さねばならない。
・その他：段々と力不足を感じている。焦燥感、あまりよくないが、何かしら手段を見つけねば。

■口遊みし月下
・参加者（敬称略）：シノア、カリュプス、ネムス、アネモネ、ジェーン
・依頼者：？？？
・掃討エネミー：ゴブリン、マノガリュ、タロスソルジャー（全てレブナント化）
・メモ：潜伏しているとされる蛮族の捜索、討伐依頼。
　　　　長い時間をかけても見つからず、日が暮れる直前で、やっと痕跡を発見。
　　　　しかしたどり着いたところではすべてに蛮族は全滅しており、ただ一人青年がいるだけだった。
　　　　その後、周囲の蛮族がレブナント化して交戦、無事にこれを倒しきる。
　　　　前衛のシノア、ジェーン、カリュプスが耐え、ネムス、アネモネの支援のおかげもあり、素早く討伐することができただろう。
　　　　しかし、死体を即座にレブナントへと変える青年。一体何者なのだろうか。
　　　　我々に興味を持っていないのが幸いだったが、さすがに死を覚悟した。
・所感：アネモネ。考えの高潔さは非常によいことだが、時と場合を選ばぬのは少しばかり危うい所がある。自分だけなら問題ないが「集団行動」における場合、あれでは最悪誰かを殺しかねない。若さゆえ、仕方ない部分もあるのだろうが。
・その他：なし。そのような余裕はないし、考えることも特になし。

■毒の果実を求めて
・参加者（敬称略）：ララミィ、カルメン、ジネ
・依頼者：
・掃討エネミー：グリズリー2体
・メモ：毒の果実。毒抜き後、採取依頼。
　　　　全身がベトベトになる以外はこれと言って大きな被害もなく、採取に成功。
　　　　その後、ゴリラか熊かわからぬ適性動物と接敵。
　　　　カルメンが前を強固に支え、ララミィ、ジネの奮闘でほぼ被害なく突破。
　　　　カルメンが他の動物たちの王として尊敬のまなざしを受けていた、気がする。
　　　　何はともあれ、無事に依頼が終わったことを喜ぼう。
・所感：色々と、言葉だけでは伝わらないことがある。大変楽しい道中だったことだけは記載しておこう。
・その他：そう言えば騎獣のドラゴンインファントについて記してなかったな。機会があればそのうち記そう。

■死告の猟兵
・参加者（敬称略）：アキレギア、キャロライン、キール、リオン、ジネ
・依頼者：とある豪商
・掃討エネミー：スケルトンガーディアン、？？？、デュラハン・ハイエンド
・メモ：1週間前に殺害予告をし、殺しにくる珍しいデュラハンだ。
　　　　本来1年前が相場だが、その実そんなこともないらしい。
　　　　非常に苦しい戦いだったが、アキレギアの神聖魔法の支援を起点とし、キャロラインの前線維持、リオン、ジネの前衛組によるエネ三ーの突破、キールの適切な弾丸運用により無事、とは言い難いが大きな被害を出すことなく撃破。
　　　　多少館に被害がでたが、命に比べれば安いものだろう。
・所感：魔神とは恐ろしいものだな。一歩間違えればキールの首が飛んでいただろう。
・その他：硬い相手に攻撃が通しにくい。筋力を殆ど必要としない武器の難点ではあるが、浮き彫りになってきた所がある。何とかする方法を探らなければ。

■脅威の博物館Ⅱ
・参加者（敬称略）：リーフ、リタ、ナツハラ、エイド、フレア
・依頼者：なし
・掃討エネミー：ファントム、グールメイジ、スーサイドソード、アイスマン、ゼヌン、ワフーシュ
・メモ：依頼の帰還中に魔域を発見。そのまま対処するために侵入する。
　　　　中に入れば少女がアンデッドに追いかけられていたり、変な頭のやつが魔神と戦っていたり、魔神が襲い掛かってきたりと中々に奇妙な魔域だった。
　　　　エイド、フレアの支援、リーフとリタの活躍、ナツハラの露払いと全員が上手く動いた結果、大した損害もなく突破することができた。
　　　　少女は連れて帰り、斡旋所に預けたが……どうやら逃走してしまったらしい。
　　　　一般人とはいえ、召異魔法を使うとなると、少々危険な気もするが……。少しだけ気に留めておこう。
・所感：しかしおかしな魔域だった。あの吹っ飛んでいったものは一体何だったのか。気にしても意味はないか。
・その他：魔法の太矢。防護を突破するにはこれしかないか。少々値は張るが、考えておくのもありだろう。

■何の変哲もない依頼の帰り道
・参加者（敬称略）：プルウィア・ヴィンセント、ユーゴー、ネムス、シノア=クリミティス、ランバート=ボルドロウ
・依頼者：なし
・掃討エネミー：フーグルアサルター、ドーンウォーカー、オーガ
・メモ：依頼の帰り道、人族の少女を連れた蛮族と遭遇。
　　　　対話を試みるも当然ながら決裂。戦闘に突入する。
　　　　前衛陣、騎獣たちの奮闘、プリーストネムス支援のおかげもあり、こちらの被害はほぼなく、撃破。
　　　　少女は足を負傷していたため心配はしたが、大事には至らなかったようだ。
　　　　さて、しかしあの蛮族たちは何をしようとしていたのだろうか。
　　　　疑問は尽きないが、今は1人救えたことを喜ぼう。
・所感：人並みに思考して交易共通語を喋る蛮族が率いていたものたち。さて、何やら嫌な予感がするが、今は気にしてもしかたないだろう。
・その他：専用の賦術道具を購入した。さて、これでより貢献できれば良いのだが。