ヴァンパイアメトセラフルール(吸血鬼形態)
- 知能
- 測定不能
- 知覚
- 五感(暗視)&魔法
- 反応
- 中立
- 言語
- すべて
- 生息地
- さまざま
- 知名度/弱点値
- 27/41
- 弱点
- 物理ダメージ+2点
- 先制値
- 35
- 移動速度
- 32/64(飛行)
- 生命抵抗力
- 33 (40)
- 精神抵抗力
- 33 (40)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
茨の鞭 | 32 (39) | 2d6+29 | 31 (38) | 30 | 324 | 324 |
特殊能力
○通常武器無効
○3回行動
○飛行Ⅱ
○再生=18点
○吸血鬼の身体
太陽の下にいる限り、手番の終了時に「18」点の魔法ダメージを受けます。
このダメージは、いかなる効果でも軽減できません。
さらに、命中力回避力判定に2のペナルティ修正を受け、特殊能力「○通常武器無効」「○再生」を失います。
○不滅
ヴァンパイアメトセラフルールはHPが0以下になると、その場で茨に包まれ、繭のような姿になります。
茨は通常の手段では破壊できません。
茨の繭からはおびただしいほどの茨が7日の間伸び続け、都市ひとつほどの規模まで生長します。
7日後、茨が伸びきった先のどこかに花が咲き、その花からヴァンパイアメトセラフルールは完全な状態で姿を現します。
茨のどこに花が咲くかは不明です。
数万人規模で監視すれば、花の咲いたとき、その位置を把握できます。
この能力は阻止できません。
これを防ぐためには、茨の繭に1日あたり3時間以上日光を浴びせ、10リットル以上の真水をかけ流さなければいけません。
7日連続でこれを行えば、繭はその場で枯れ腐り、新たな花は咲かなくなります。
ただし、魔物知識判定の達成値がこの魔物の弱点値以上でなかった場合、「○不滅」を防ぐ完全な手段を知り得なかったことになり、上記の方法を試みても、阻止することはできません。
○万色の花の香気/33(40)/精神抵抗力消滅
自身の周囲に甘い花の香りを充満させます。
自身を中心に「半径6m/20」の任意の対象は抵抗に失敗すると、10秒(1ラウンド)の間、ヴァンパイアメトセラフルールを自身の信仰している神などの、崇拝対象と誤認します。
対象は範囲内にいる限り、移動、主動作、補助動作を行えません。
この効果は精神効果属性として扱います。
この能力は、ヴァンパイアメトセラフルールの手番の開始時に、自動的に1回だけ発生します。
○☑▶魔法適性=すべて
▶真語魔法、操霊魔法、深智魔法、神聖魔法20レベル/魔力30(37)
15レベルまでの真語魔法、操霊魔法、深智魔法、神聖魔法と、本書に掲載されている超越者用の真語魔法、操霊魔法、深智魔法、神聖魔法をすべて行使します。
▶エンプーサの創造
自らの血液を茨に垂らし、エンプーサを作成します。
この能力を使用するとHPとMPを30点消費します。
また、1ラウンドに1回しか使えません。
○絡め取り
茨の鞭の攻撃が命中したとき、この特殊能力か「○吸血鬼」かのどちらかを選択します。
これを選んだ場合、対象を鞭で絡め取ります。
対象は移動ができなくなり、命中力・回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
また、その直後から茨の鞭による攻撃は自動的に命中します。
対象が脱出を試みるときには、引き剥がし処理に従います。
この能力で最大5体までのキャラクターを絡め取ることができます。
ヴァンバイアメトセラフルール自身が対象を解放したいときには、補助動作によって自動的に行うことが可能です。
○吸血鬼
茨の鞭の攻撃が命中したとき、この特殊能力か「○絡め取り」かのどちらかを選択します。
これを選んだ場合、対象に牙で噛み付いたことになります。
対象に与える物理ダメージは「2d+40」点となり、適用ダメージと同じだけ、ヴァンパイアメトセラフルールのHPが回復します。
この効果でHPが0以下になった対象は、生死判定に-20のペナルティを受けます。
死亡すれば即座に“穢れ”が5点上昇し、エンプーサとして動き出します。
この効果で死亡したキャラクターは[剣の託宣/運命凌駕]を使用できません。
ヴァンパイアメトセラフルールは「○吸血鬼」を7日使わなければ、HPとMPの最大値が18点減少し、特殊能力「○再生」を失います。
HPとMPの減少は累積しますが、「○吸血鬼」を使うと即座に解消します。
≫コウモリ化
体長10cmほどの無数のコウモリに姿を変えます。
「≫コウモリ化」後のデータはヴァンパイアメトセラフルール(コウモリ形態)を参照してください。
「≫コウモリ化」は「≫吸血鬼化」と同じラウンドに行うことはできません。
戦利品
- 自動
- 幻の月中花(27000G/緑SS)
- 2-9
- なし
- 10-13
- 悠久のマント(16600G/白SS)
- 14-
- 永遠の花の紋章(95200G/金白SS)
解説
ヴァンパイアメトセラフルールは、つい先頃から存在が噂されるようになったノスフェラトゥです。
人族の中にそれを直接目撃した報告はありませんが、蛮族領から情報が漏れ聞こえるようになり、確度の高い推測がなされました。
その実力は、今まで確認されたノスフェラトゥたちを遥かに凌ぎます。
完全には一致しないものの、フラウ氏族のそれと共通する特徴が多く、賢者たちの間では、これを世界から姿を消していたフラウ氏族の開祖とみなす意見が支配的です。