視界に入っている対象の動きを瞬間的に予測し、切り返します。
　この秘伝を修得する際、《必殺攻撃Ⅰ》《全力攻撃Ⅰ》《牽制攻撃Ⅰ》のいずれかを前提特技として選択します。 それが、この秘伝の前提特技になります。
　もしそれらが上位の戦闘特技に置き換わっている、或いは置き換えられる場合、この秘伝の前提特技も置き換えられます。

　この秘伝を宣言した際、視界に入って(射線の通って)おり、尚且つデータの判明しているキャラクターを好きなだけ指定します。
　以降1ラウンド(10秒)の間、対象に対して自身が回避力判定を行う際、代わりに、前提特技を適用した1回の近接攻撃によって、命中力判定を用いた対抗判定を行うことができます。
　これを行った時点で、相手の攻撃は命中します。

　自身が対抗判定に勝利したならば、お互いにダメージを算出し、対象から受けるダメージを自身の算出ダメージ分軽減します。
　その軽減が超過し、尚且つそれが近接攻撃や「射程:接触」の効果であったならば、超過分のダメージを対象に物理ダメージとして与えます。
　自身が対抗判定に失敗したならば、その打撃点決定は2d6を振らずに「12」として扱います。

　この秘伝によるカウンターは1ラウンドに何度でも行えますが、2回目以降、-2,-4,-6……と命中力判定にペナルティ修正を受けます。

　対多数の戦闘において、自身に有利な位置取りを確保します。
　自身が敵からの攻撃に対して回避力判定に成功する度、自身の回避力判定に+1のボーナス修正を受け、防護点を+2点します。
　この効果は、自身の手番が開始するまで継続し、累積します。

　この秘伝は前提特技と違い、〈盾〉の装備を必要としません。
　但し、もし〈盾〉を装備して回避力判定に成功したのならば、この秘伝の効果を受けるか、C-1の効果を受けるかを、その攻撃毎に選ぶ必要があります。

　自らの身体を物体的に捉え、何処ならば負傷を受けて良いかを判断し、そこで攻撃を受けることを徹底します。
　この秘伝を修得すると、最大HPが-15されます。(《頑強》の分が失われます)
　代わりに、自身がダメージを受ける際、それが2d6によって値を決定するもの(打撃点,威力表)ならば、その値を「5(1,4)」に固定することを宣言できます。
　他の効果で値の変更が行われる場合は、そちらを優先します。