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求道(不治の病を患う男)
分類:人族
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感
- 反応
- 中立
- 言語
- 交易共通語、ヒノマル語、リカント語
- 生息地
- さまざま
- 知名度/弱点値
- 8/
- 弱点
- 先制値
- 11
- 移動速度
- 16/-
- 生命抵抗力
- 9 (16)
- 精神抵抗力
- 9 (16)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
太刀 | 8 (15) | 2d6+7 | 7 (14) | 5 | 85 | 17 |
特殊能力
○剣の欠片=8個
HP+40、各種抵抗+2
○TP4
L世界の汚染K20
≫獣変貌
知覚が「五感(暗視)」となり、打撃点が+2されます。
▶抜刀一閃/命中/回避/消滅
素早く抜刀し、自身から一定範囲内を斬ります。
使用者と同座標か、同じ乱戦エリアのキャラクターから任意の対象を選び、近接攻撃を行います。
この能力は連続した手番に使用できず、この能力に宣言を行うことは出来ません。
○痛恨撃=+6/C⑩
☑渾身攻撃
近接攻撃を行う際に宣言します。その攻撃が命中した際、ダメージを+8します。
リスクとして1Rの間、回避力判定に-3のペナルティ修正を受けます。
戦利品
- 自動
- 〈布都斯、布瑠言〉(取引不能)
- 2-6
- なし
- 7-10
- 武器(30G/黒白B)
- 11-
- 意匠を凝らした武器(150G/黒白A)
解説
彼はとても勤勉な男だった。
幼き日より刀を降り続け。祖国のため、刀の腕を磨き。
非才の身でありながら、中堅以上にまでは登り詰め。守るべきものを、守ろうとした。
しかし、それも病にかかるまでだった。
治らぬ死病。若いのに、衰える身体。
手足のように操れていた刀は持ち上げることすらままならなく。身体は常に鈍い痛みを訴える。
そうして、いつしか床に臥せり。時折、外へ散歩するぐらいしか、外界を見ることが叶わなくなっていった。
そうして、余命1ヶ月を宣告されたある日。
彼は最期の散歩、と洒落込み出掛けた先で……偶然、魔域の発生に巻き込まれてしまう。
どこか安らぐ宵闇と燐光に包まれる世界の中、和らぐ痛みと、己に呼び掛けるような声を感じた気がして。
その呼び掛けに応じて進めば……そこにあったのはアビスコアと、それに共鳴する尋常でない力を秘めた勾玉だった。
彼がその勾玉を手にすれば、たちまち痛みが収まった。……同時に、本能的に、理解をした。
させられて、しまった。
アビスコアが無くなれば、この効力はなくなると。
魔域は破壊しなければならない。そのことは、痛いほどに理解をしていた。
しかし。彼には、壊せなかった。
目の前に生まれた希望を、己の手で潰すことは……出来なかったのだ。