解説

森に棲む、子熊のような姿と大きさをした幻獣です。毛並みのよい、鮮やかな茶色の毛皮に覆われています。
愛嬌のある顔と仕草で、無害をアピールします。人なつっこく、おしゃべりで、積極的に楽しく会話を持ち掛けてきます。……が、実のところはかなりのいたずら好きで、嘘をつき、だますことにいっさいの良心の呵責などを覚えない性格です。
ぺらぺらとしゃべる言葉は、真実と嘘が適度に交ぜられ、どこまでを信じていいかは難しい判断になってしまいます。
生来の天邪鬼でもあり、直接頼まれたときはもちろん、薄々でも相手の希望を察すると、その逆々の言動をとりたがる悪癖もあります。
ただ、肉体的に他者を害することはまったく好まず、いたずらの結果としても直接的な生命や健康への危害が発生することは避けようとします。積極的に自ら戦おうとすることはまずありません。いざ戦わねばならないとなっても、なるべく放棄して逃げる算段を第一に考えて行動します。