ギルドシティ・ウェンリッド

【小尊衆・勾玉派】 - ギルドシティ・ウェンリッド

小尊衆(こみことしゅう)勾玉派(まがたまは)

(ヒノマル地方全域)
入門条件
50名誉点

宿願

 『魅』を持った"真なる王"の治世を敷く。

仇敵

 特になし(或いは、器でないムラクモの欠片を蒐集者すべて)

概要

 大和那国時代の治世。 ミカドが永くを支配するには、国としての『力』と統治者としての『知』、その両方が必要でありながら、個人で持ち得るその二つでは、支配は出来ないと彼らは考えています。
 では何故治世を続ける事が出来たのか。 彼らの主張は、その多くはミカドの目にして、耳にして、指となる多くの密偵が地方の隅々にまで根を張り巡らし、ミカドを光とした陰として役目を果たし続けて来たから、ということです。
 この事から、彼らは"真なる王"には『力』でも『知』でも無いもの……民草を惹き付ける光としての『魅』を強く求めており、力や統治能力に関しては自分たちの主足り得る程度しか求めていません。
 無論、民草を惹き付けるだけの『魅』となれば、大きな器が必要ではありますが……他の派閥と比べて、要求は低い方でしょう。
 彼らは"陰"から黄金時代の再来を支援する為に、自ら達の密偵としての能力を研鑽し、そして、ある種利己的な面があります。

人物

"幽影(くらかげ)"(??/??/??)

 命令用の導手と言う肩書と異名以外、殆どが謎に包まれた密偵です。 謎に包まれているのに反し、"幽影"から接触を受けた、見た、と言うものは多いですが、その姿が子供であったり、老人であったり、男であったり、女であったりと一つに纏まっておらず、これらの事から、"幽影"とは複数名に与えられた称号なのでは、と噂されています。
 彼らに共通するのは、卓越した密偵としての能力と暗殺術を持つ事です。
 これらの事から、勾玉派内だけの活動ではなく、小尊衆全体の、より重要な連絡などを流派全体や他流派に行うメッセンジャーとしても積極的に活動しており、結果として、"幽影"という名前だけが広く知られています。

依頼人として
 シノビに直接接触する形で依頼を行います。 依頼の内容は勾玉派としての依頼からメッセンジャーとしての依頼まで多岐に渡る為、絞る事は困難です。

流派装備

秘伝

《伏陰之計》

必要名誉点
20点
タイプ
《ディフェンススタンス》変化型
前提
なし
限定条件
なし
使用
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
なし
概要
対象に選択されなくなる。 潜んだ対象が狙われなければ、次の手番開始時に行動判定+2、ダメージ+3点。
効果

 傍の誰かで視線を切る形で戦場の陰に隠れ、好機を伺います。
 味方陣営の任意の1人を指定して宣言し、効果を発揮します。 その際、指定する1人が《伏陰之計》の効果を受けていてはなりません。
 指定した味方と同じ座標におり、尚且つ指定した味方が気絶や死亡をしていない限り、自身は敵対陣営から直接対象に取られる際、指定した味方が同時に対象に含まれていなければ、選ばれません。
 加え、この効果を宣言した後、敵対陣営が指定した味方を対象に選択可能な行動を行った上で、自身の手番が開始するまで一度も対象に選択されなかった場合、その次の自身の手番中、行動判定に+2のボーナス修正を受け、与える物理ダメージを+3点します。


【上位秘伝】
《伏陰之偽計》 タイプ:《ディフェンススタンス》変化型 前提:《伏陰之計》冒険者レベル9以上 名誉点:30点
・選ばれなかった場合の行動判定への修正が+3になり、ダメージが+6点になります。

《抜矢之計》

必要名誉点
30点
タイプ
独自宣言型
前提
なし
限定条件
なし
使用
適用
手番中持続
リスク
なし
概要
隠密判定を行い、成功時、対象から透明として扱う。
効果

 心理的死角や物理的死角を瞬時に構築し、離脱や突破に利用します。
 自身の手番中任意のタイミングで宣言します。 即座に隠密判定を行い、半径6m以内の敵対陣営全員は危機感知判定(魔物データの場合は魔物Lvを基準値にします)によって対抗します。
 この際、判定短縮のルールに従い、隠密判定には-2のペナルティ修正を受けます。
 こうして対抗判定に失敗したすべてのキャラクターに対し、この手番中、自身は透明であるものとして扱います。
 結果として、移動妨害の不能や乱戦からの自由突破、事実上の命中力判定への修正などが引き起こされます。
 対抗判定の成否に関わらず、その手番中、行動判定に-2のペナルティ修正を受けます。

《廃命之計》

必要名誉点
50点
タイプ
常時型
前提
なし
限定条件
なし
使用
適用
リスク
なし
概要
手番中最初の近接攻撃命中時、対象の受けている回避力判定へのペナルティ修正と同じだけダメージ追加。
効果

 些細な隙や意表を突いての格上殺し、如何なる場面でも可能な暗殺の術です。
 自身が手番中に行った最初の近接攻撃が命中した場合、対象が回避力判定にペナルティ修正を受けていたのならば、その最終的な負数を反転した値と同じだけ追加ダメージを与えます。
 (例えば回避力判定に-4のペナルティ修正を受けていたのならば、+4のダメージ修正を得ます。)

製作者:ろこぐら