エンプーサ
- 知能
- 高い
- 知覚
- 魔法
- 反応
- 敵対的
- 言語
- 交易共通語、汎用蛮族語、ノスフェラトゥ語、魔法文明語
- 生息地
- さまざま
- 知名度/弱点値
- 30/35
- 弱点
- 回復効果ダメージ+3点
- 先制値
- 37
- 移動速度
- -/56(浮遊)
- 生命抵抗力
- 31 (38)
- 精神抵抗力
- 31 (38)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
爪 | 33 (40) | 2d6+26 | 31 (38) | 15 | 256 | 288 |
特殊能力
○通常武器無効
○血闇の絆
自らを生み出したノスフェラトゥがHP1以上で「半径100m」内に存在する場合、HPが0以下になっても死亡せず、気絶もせずに活動し続けます。
この能力は、戦闘開始時の魔物知識判定で35以上の達成値で成功したキャラクターが存在する場合、失われます。
この能力に対する魔物知識判定は、エンプーサ1体ごとに個別に達成値を求めます。
この魔物はこの能力が失われているか、またはノスフェラトゥがいなくなった場合、HP0以下になると即座に消滅します。
○血闇の再生=10点
手番の終了時に、HPとMPが「10」点、回復します。
この能力は、HPが0以下になっても失われません。
▶血闇の吸血/27(34)/精神抵抗力/半減
自らを中心に「半径50m/すべて」の範囲に、全身から真っ赤な闇を放ち、範囲内の任意の対象すべてから血を吸い取ります。
対象は、「2d+25」点の呪い属性の魔法ダメージを受けます。
また、適用ダメージの合計値と同じだけ、エンプーサのHPが即座に回復します。
この効果を使用するとMPを50点消費します。
≫血闇の分身
自らと同じ存在であるエンプーサを1体、生み出します。
この時、HPとMPの現在値は、それぞれ半分(端数切り捨て)ずつに分割されます。
ただし、〈剣のかけら〉による強化などは、もともとの1体にしか適用されません。
新たに生み出されたエンプーサは即座に動作を行えますが、生み出された手番に「≫血闇の分身」は使用できません。
この能力は、自身のHPが0以下の場合は使用できず、1ラウンドに1回しか使えません。
戦利品
- 自動
- 青ざめた心臓(10000G/赤白SS)
- 2-6
- なし
- 7-12
- 血闇の塵(1000G/赤白A)*1d
- 13-
- 血闇の塵(1000G/赤白A)*2d
解説
ノスフェラトゥの秘術によって生み出された吸血鬼で、多くの場合、美しく、若い女性の姿をしています。
その肌は透き通るように青白く、瞳は赤く輝いています。
エンプーサを生み出す秘術は、ノスフェラトゥの発祥とほとんど同時に編み出されたと考えられています。
しかし、この秘術を受け継ぐ者は少なく、そのほとんどは数千から万もの齢を重ねた高位のノスフェラトゥである長老種(メトセラ)だと言われています。
エンプーサは、自らを生み出したノスフェラトゥに仕え、その身の回りの世話をし、時には外敵から彼らを守る役目を担います。
このため、エンプーサが主の傍らを離れることはほとんどありません。
すなわち、もしエンプーサを見かけたのなら、すぐ近くに強大なノスフェラトゥが存在することを警戒しなくてはならないのです。
エンプーサは主人であるノスフェラトゥが滅ぼされない限り、完全に滅びることはなく、ごく短時間で肉片からでも完全な形に復活します。
このため、エンプーサを個体としては捉えず、ノスフェラトゥの能力のひとつであると考える学者もいます。
しかし、この復活能力にも弱点があり、特定の部位を攻撃すれば無効化されてしまいます。
ただし、その部位は、エンプーサの個体ごとに異なると言われています。
エンプーサの恐るべき能力は、これだけに留まりません。
彼女たちは、全身から血色の闇を放ち、周囲にいるすべての者から血を吸い取り、自らを再生させます。
さらに、自らの分身を無数に生み出し、操ることができるのです。
このため、エンプーサの弱点を知らない者は、無限の数のエンプーサと相対することになります。