ギルドシティ・ウェンリッド

【小尊衆・奉還派】 - ギルドシティ・ウェンリッド

小尊衆(こみことしゅう)奉還派(ほうかんは)

(ヒノマル地方全域)
入門条件
50名誉点

宿願

 ミカドによる治世の再来

仇敵

 特になし

概要

 奉還派は小尊衆の中で異質な派閥であり、数少ないミカドに直接仕えていた者たちを前身とします。 彼らは"真なる王"による治世を求める事……即ち過去である"ミカドの治世を捨てる"事を良しとしておらず、今でもミカドの血を引く者を探し、ミカドの血を引く者を、ミカドとして導き育てることを使命としています。
 ヒノマル地方を治める者に必要なのは力でも知でも魅でもなく、血筋としているのです。
 器ではなく血筋を見る立ち位置と、"新たな治世"を望む他派閥と違い、"過去の治世"に縋る様子は実際の所他派閥から良く思われてはいません。
 ですが、皆同じく黄金時代の再来を望む事は確かであり、彼らもまた血筋だけで王を据えるのではなくなく"導く"つもりがある事から、印象の悪さに反して、強い協力関係を取ることが出来ています。
 彼らは魔法文明時代末期からミカドに直接仕えていた者たちを前身とするために、ヒノマル地方の中ではより純粋な、喪失の少ない魔法技術に長けており、使命の為にはそれらを武器とするでしょう。

流派装備

秘伝

《魔法染色/(しろ)

必要名誉点
20点
タイプ
《魔法拡大/威力確実化》変化型
前提
なし
限定条件
なし
使用
魔法使い系技能
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
なし
概要
MPを「2 or 5」点追加で消費することにより、魔法の威力を「10 or 20」上昇する。
効果

 魔法を行使する際、予めその結果を自身の内面に構築し、外界へ投影。 "枠組み"通りに魔法を行使する事により、通常より強力な結果を齎します。

 この秘伝を宣言した手番においては、すべての魔法行使において、この秘伝を適用するか選択できます。
 適用する場合、その魔法の消費MPを「2」点、或いは「5」点上昇します。 《魔法拡大/**》の効果を適用する場合、この秘伝による消費MPの上昇を適用した後に倍化を行います。
 この秘伝を適用された魔法は、魔法の効果で威力表を振る際、その威力を「10」或いは「20」上昇させます。
 この威力上昇によって、威力が100を超えることはありません。

《魔法染色/(くろ)

必要名誉点
20点
タイプ
《魔法拡大/確実化》変化型
前提
なし
限定条件
なし
使用
魔法使い系技能
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
なし
概要
消費MPを3倍にし、魔法の効果を倍化する。
効果

 魔法を行使する際、対象の疑似存在を内面に構築し、外界へ投影。 対象自身と疑似存在へ同時に魔法の影響を与える事により、魔法の効果を重複させます。

 この秘伝を宣言した手番においては、自身が本来使用できるレベルの半分以下の魔法行使において、この秘伝を適用するか選択できます。
 適用する場合、行使する魔法の消費MPを3倍にします。
 そうして行使した魔法が適用された場合、その魔法によって数値的に与えられる修正を2倍にします。(行為判定への修正やダメージの増減等です)
 但し、同名の魔法に対してこの秘伝は1ラウンドに1回しか適用できません。

《魔法染色/(ちょう)

必要名誉点
30点
タイプ
独自宣言型
前提
《魔法拡大/数》 《ターゲッティング》
限定条件
なし
使用
魔法使い系技能
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
なし
概要
行使判定を行ってから魔法を決定可能になる。
効果

 魔法を行使する際、自身の内面に複数パターンの事象を構築し、外界の変化に応じて最適なものと外界を"入れ替え"ます。

 この秘伝は《魔法拡大/**》として扱います。
 この秘伝を宣言した手番においては、魔法を行使する際、行使する魔法を決定することなく行使判定を行うことができます。
 そうした場合、自身から射線の通っている任意のキャラクターを好きなだけ指定し、その1体(1部位)につきMPを「3」点支払った上で、特殊な行使判定を行います。
 そうして行使判定の結果を見た後に、自身の行使可能な魔法の中から「対象:1体,1体+1体」のものを一つ選択し、その魔法の射程内かつ指定したキャラクターの内1体か、1体+1体に適用します。
 対抗判定の結果は事前の行使判定で行った2d6のダイスに、指定した魔力の基準値を加えたものと比較して求めます。
 その後、指定した魔法の消費MP分のMPを消費します。

 この秘伝による行使判定や、魔法の適用においては各種《魔法拡大/**》が有効です。

製作者:ろこぐら