青い鳥と不協和音

神魂(しんごん)・オグカムイズナ

基本取引価格:取引不能
知名度
27
形状
鍔の無い武骨な一刀
カテゴリ
〈ソードSS〉
製作時期
神紀文明神時代末期
概要
効果
「首切り=+5」
「神魂」

 言葉を語るまでの力はなく、唯装備者に幻像を伝えるのみであろうと、確かに目覚めた旧き意志。

詳細

 「魔物知識判定」を除く「知識判定パッケージ」の判定を、「冒険者技能Lv」を基準値として行う事ができます。(能力値Bを加えない為、指輪等を適用できません。)
 加え、ビジョンを得る事により間接的に神紀文明時代の会話と読文を理解できます。 但し、話したり書いたりすることはできません。

「居合断ち」

 この武器が鞘に納められている場合にのみ使用できます。
 即座に装備変更を行い(例外的に、主動作後にも可能です)、この武器を装備状態にした上で、この武器による近接攻撃を一度行います。
 この際、威力表を10高くした上で、近接攻撃が命中した対象(部位)の防護点を1Rの間「2」点低く扱います。
 防護点を低く扱う追加効果は、物理ダメージを与える場合にのみ付与されます。

▼「真空斬り」
 「居合断ち」の近接攻撃で《薙ぎ払い》《乱撃》の戦闘特技を宣言した際、任意で効果を発揮します。
 その近接攻撃を「対象:(戦闘特技の対象数)体」「射程:10m/起点指定」として扱い、対象の特殊能力を適用する場合は遠隔攻撃によって攻撃した場合を参照します。
 加え、与えるダメージを断空かつ風属性の魔法ダメージに変更しますが、クリティカルが発生しません。

▼「一閃」
 「居合断ち」の近接攻撃で《必殺攻撃》《露払い》の戦闘特技を宣言した際、任意で効果を発揮します。
 その近接攻撃に対し、対象は回避力判定ではなく、危機感知判定によって対抗判定を行わなければなりません。
 但し、この効果による攻撃を戦闘中一度でも目撃しているならば、危機感知判定に+4のボーナス修正を得ます。
 また、威力表を10高くする代わりに、首切り効果を+10に変更します。
 (魔物データ形式のキャラクターを対象にした場合、危機感知判定の基準値には「Lv」を用います。)

▼「逆抜/竜鱗」
 この武器が鞘に納められている場合にのみ、回避判定の直前に宣言できます。
 「▼逆抜」「▼竜鱗」のどちらかを選択し、効果を発揮します。

・逆抜
 宣言した回避判定に成功した場合にのみ有効です。
 即座に装備変更を行い(例外的に、手番外に可能です)、この武器を装備状態にした上で、この武器による近接攻撃を一度行います。
 その際、与えるダメージには「回避判定時の達成値の差分」を加えます。
 この近接攻撃は、回避判定を要求した対象が攻撃対象に含まれていなければなりません。

・竜鱗
 回避判定を放棄し、その攻撃で適用される物理ダメージを「冒険者Lv+器用B」、魔法ダメージをその半分軽減します。
 その後、即座に装備変更を行い(例外的に、手番外に可能です)、この武器を装備状態にした上で、この武器による近接攻撃を一度行います。
 この近接攻撃は、回避判定を要求した対象が攻撃対象に含まれていなければなりません。

神魂回帰(リミットリリース)

 自身の行動を模倣する幻像……旧き神柱の幻像を背後に携えます。
 使用した手番中、「居合断ち」の使用条件を無視して使用可能になります。
 また、一回の命中判定で二回の攻撃を発生させる様になり、対象は回避判定を二回行わなければなりません。
 失敗した場合、失敗した数だけダメージの算出を行います。
 この効果を使用した次の手番の開始時、自身のHPを0にします(生死判定は必要です)。
 加え、以降7日間は最大HPと最大MPが-50されます。 この効果は累積し、もし最大HPが0以下となる場合は生死判定の余地なく死亡します。

「不抜」

 近接攻撃を行う際に宣言し、その一回に有効です。
 命中力判定を行い、対象の対抗判定を見た後に一度だけ、自身の命中力達成値を「自身の器用B」点まで任意に上昇させることができます。
 こうして上昇した命中力1点につき、その攻撃で与えるダメージを-2点します。

「雷切」

 自身が回避判定を要求されるか、「形状:射撃」の効果による対抗判定を求められた際に宣言できます。
 その判定を、近接攻撃の命中判定によって行います。 また、判定に勝利した場合、その元々の効果に関わらず「抵抗:消滅」として扱われます。
 加え、達成値が4以上上回って勝利していたのならば、対象が対抗判定に失敗したものとして、対象に効果を与えます。
 この効果は、1ラウンドに1回しか使用できません。

用法必筋命中威力C値追加D備考
1H 20 +1 40r5 10 +1 [刃]

由来・逸話

神紀文明時代末期、神々の戦いに於いて敗れた一柱『風と放蕩の神オグカムイズナ』そのものです。
敗れ、力を失い消滅の危機に瀕したオグカムイズナは、完全な消滅を嫌い、その魂を素材に自身を剣と為す事をグレンダールへと願いました。
その願いは聞き届けられ、打たれたのがこの魔剣になります。

本来は人が扱う事を意図されぬ"神器"となり得る経歴を持っていますが、彼らは神々の時代の終焉を漠然とながら予見していた為、"人が扱える武器"、祭器として格落ちし、打たれました。
それでも尚、強力な力を宿す筈でしたが……信仰が完全に途絶え、大神としては事実上の消滅を迎えている為、想定以上に大きく力を減じられています。

製作者:ろこぐら