解放の子
- 知名度
- 40
- 形状
- チェーンソー。 砕けた魔剣を扱う為の強引な発想。
- カテゴリ
- 〈ソードS〉
- 製作時期
- 魔動機文明時代末期
- 概要
- 効果
-
○「失血」
この魔剣は[失血]カウンタを不利な状態異常として装備者へ与えることがあります。
[失血]は際限なく重複・累積し、最後に効果を受けてから6時間の間継続する「達成値:(累積量)」の不利な状態異常として扱います。
[失血]の効果を受けている限り、HPは常に「最大HP-失血累積量」を超えて回復することはありません。
(実質最大HPを減少させる効果ですが、最大HPが実際に減っている訳ではありません。 最大HPを参照する効果が変化しない点に注意してください。)
また、[失血]の値が対象の生命力以上になった場合、そうなったタイミングで即座にHPを0とし、生死判定を行います。
HPが元々0以下である場合、HPを0とする効果は適用しません。≫「リールアップ」
血液、それと生命の炎を源泉に刃を強化し、回転を加速させます。
6点までの任意のHPを消費して宣言します。 1R(10秒)の間、この武器によって与える物理ダメージに+(消費HP)を加えます。
但し、手番終了時に消費HPの半分と等しい[失血]を受けます。
▼「オーバーロード」
「≫リールアップ」を宣言した際、重ねて宣言します。 「≫リールアップ」によって消費可能なHPを「直前のRの消費HP+3」までとします。
加え、1R(10秒)の間、装備者の防護点を「(消費HP-6)/2」点だけ高く扱います。
▽「燈火よ、燃え上がれ」
各戦闘中一回、初めて生死判定を行う際に効果を発揮し、自動的に発動します。
その生死判定の達成値に+10の修正を受けた上で、《不屈》を持っているものとして判定を行います。
成功した場合、以降1R(10秒)の間、生死判定の成功に必要な達成値が「冒険者Lv+生命B+10」以下である限り、生死判定の際にダイスを振らず、自動的に成功(6ゾロ)します。☑️「自由と解放の剣焔」
近接攻撃の際に宣言し、その攻撃一回に有効です。
その攻撃を炎属性として扱い、炎属性を軽減や無効、吸収やそれに連なる効果を無効化します。
加え、下記のどちらかの恩恵を受けます。
>対象を「一体全」として扱い、対象の防護点を半分(切り捨て)としてダメージを算出します。
この際、「攻撃障害」等で本来攻撃出来ない部位が存在するならば、その部位は自動的に対象から除外されます。
>半径4m以内の近接攻撃可能な任意の対象全てを同時に攻撃します。
この効果を使用すると手番終了時に「冒険者Lv」と等しい[失血]を受け、連続した手番には使用できません。用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 備考 2H 20 0 40 9 +1
由来・逸話
解放を。 枠組みの中に納まり"続ける"限り、命は衰退する。
破壊を。 既存の物を破壊する事により、初めて創造は行われる。
再生を。 失ったものを取り戻す限り、命はより強く多様になる。
自由を。 生命に枷は要らず、常に束縛から解き放たれなければならない。
力を。 命が生き続ける為の闘争心、その炎を絶やしてはならない。
芸術を。 ただ生きるだけでは、心無きものと同義なり。
解放の剣イグニスに限りなく近いながらも、その力が届かぬ事により、世界を作る権利を得る事の無かった名無しの魔剣。
無数に存在するフォルトゥナの内一本。 そして、神々の戦いにおいて砕け散ったもの。
大破局の折に集められたこの魔剣は、唯の破片であろうと、その力のせいで打ち直す事は不可能にも近かった。
それでも多少なりとも恩恵を受け、人族の苦境を打破する為に。 工具を元として強引に作り上げられた武器。
ただ構造を見るならば、そして備え付けられた鋸が尋常の刃であるならば、時間を掛けて丸太を寸断する程度の威力しかない。
だが名も無き魔剣の恩恵を受け、その担い手と定められることにより、構造を遥かに凌駕した力を発揮する。
それこそ、鉄を切り、鋼すらも断つほどに。