ウェンリッド 忍界乱世

【S2新規:参拾肆式・後星流深淵魔導術】 - ウェンリッド 忍界乱世

【S2新規:参拾肆式・後星流深淵魔導術】

(ウェーレス対魔神機動隊_忍界調査部隊)
入門条件
50名誉点+素性が"流派の面汚し"または"機動隊員"である

宿願

 〈韓鋤、禍津日〉を封印するため

仇敵

 ???

概要(流派&忍界乱世への参加)

 忍界では、シノビ全員がその流派の秘伝を会得できる訳ではありません。中には、全く秘伝を身につけられずに勘当されるシノビも存在し、如何なる力の素養も認められなかった彼らは"面汚し"や"落ちこぼれ"と呼ばれます。シノビにもなれず、また忍界の流派を知ってしまっている故に彼らも抜け忍として追われる身となり、早かれその命を落とすことになるでしょう。
 しかし、その面汚しらのシノビを拾い、己らの秘術を会得させてシノビに返り咲かせる流派が6年ほど前に現れました。
 彼らは己の門を"参拾肆式・後星流深淵魔導術"と名乗り、叢雲の剣片の一つ、〈韓鋤、禍津日〉を蒐集することを目的として忍界乱世に参戦しています。その秘奥の術式は流派に属しているシノビら以外に素性を隠しており、ただ一つだけ知り得るのは、それらは深智のさらに奥深く、深淵に到達したことで編み出された魔法であることでしょう。
 その実、”深淵魔法"は三魔神の一柱と契約することでその魔神の智慧を授かり、様々な魔法を融合させて生み出す大禁術です。梟の頭に大蛇の尾を持つ「万魔帝」、巨熊に跨った獅子頭の「熾王」、銀銃を持った紳士姿の「悪爵」は己の秘術を人族が得ようとする気概を好み、契約を結ばせます。
 ただし、その力の代償として7年後の確実な死を告げます。これだけならば契約を呑みにくいと考えた彼らは、己の秘術を扱い人域を越えたならばその呪縛から解放すると約束します。その術を扱えなければ抜け忍として命は1年も経つ保証なく、契約により秘術を得ても7年後には必ず死ぬ。ただし、人域を超越できれば長く生きられるのならばと、彼らと契約したシノビらは深淵魔法を会得し、忍界乱世に身を投じることになります。
 …しかしそれはそれとして、この流派のシノビは些か、西洋の顔立ちをした者が多いような気がします。

ウェーレス対魔神機動隊、忍界調査部隊の隊員及び司令官のみ閲覧可能

 大陸新暦231年。『大書庫』と呼称した大規模魔域の潜入調査中にて三冊の魔導書を発見し、そこに封印された3体の魔神と接触。
 彼らはかつて『大書庫』に侵入したとある大悪魔の友と云い、数千年の間眠り続けていたと主張しました。調査部隊らは彼らの危険性を考慮し、現地判断による干渉と放置を危惧した結果、魔導書を回収しました。

 魔導書の解析が進むにつれ、封印された魔神の能力も判別できました。危険ランクは推定『Ouranos(高ランク)~Erebos(最高ランク)』、魔神将ほどではないにしろ、その側近だと考えられるほどの力量を有していることが確認されました。

報告:Fr-Dem064,065,066接触報告書

 大陸新暦299年の6月、反応を示さない彼らの監視業務を普段通りに始めようとした途端、急に脳へ直接言葉を送ってきやがったんだ。
 「我らと契約をしよう」、と。恐ろしかったんだ、何が恐ろしいかって悍ましいような声でなく、聞き心地の良いような穏やかな声で、だけど人のそれではない、唸るような…意味がわからなかったんだ。怖くなってすぐに持ち場から逃げ出しちまったよ。
 どういう風の吹き回しか…ただ、どうしてもこれは報告しなきゃいけないだろ?でもすまない、今はとにかく動転してて、とにかく、あれだ。ええと…俺は次から別の持ち場を希望したい。暫くは本を見ただけで気分が悪くなりそうだ。

報告:Fr-Dem064,065,066契約実験書-1/契約

 その後、上層部と三魔神の間で契約に関する条項を明文化したものが以下となります。
恩恵
魔神らが独自に創出した魔法の会得
期間
7年(期間内に超越すれば無期限化)
対価
期間満了後或いは制裁後の契約隊員の確実な死と魂の私有化
誓約
定めた"禁忌"を行使しないこと
制裁
即時対価の支払い
 三魔神はラクシアを訪れたことで、次第に人族の可能性に興味を持ったと主張しました。その人族に彼らの魔法を会得させ、どこまで彼らの力に近づけられるかを観測し、そして7年を経て成熟したそれらの魂を徴収したいと要求を述べました。
 しかし、その魔法の有用性を測り切れていなかったため、正当な契約を履行する為に上層部は以下の要求を促しました。
要求
三魔神の魔法を会得した上で、その魔法の会得を幇助する隊員を配備した上で正式な契約を履行する
 実際、この段階まで機動隊が彼らの魔法を理解できなかったように、彼らの魔法は高次的な深智魔法で、その会得は現実的ではありません。そのため、その魔法の有用性を確かめると共に、彼らの魔法を理解し、人族に理解できるように解析、簡略化する工夫が必要だと判断しました。
 そこから交渉は3ヶ月にかけて行われ、"契約期間の無期限化"に伴い"7年後の確実な死"のみを廃止した上でその仲介者との契約が承諾されました。その三魔神の魔法の会得には、当時魔法のコントロールと応用において随一と謳われた最高位の隊員"アルデバラン"(ナイトメア/男/現100~歳)が行うことになりました。

報告:Fr-Dem064,065,066契約実験書-2/会得実験

第24戦線司令官
「…アルデバラン、状況はどうだ」
アルデバラン
「とりあえず10年携わってようやく80%ってところですかね。判ったことはそれなりにありますよ」
第24戦線司令官
「判った、先に優位性について報告しろ」
アルデバラン
「先ず、これらは扱えるなら滅茶苦茶有用です。魔術師ギルドがこんなもん知ったらひっくり返るくらいには革命起こしてますよ」
「それくらい彼らの術式は特別なんです。一見して普段の詠唱に前半部分だけすり替えられたように見えますが、この魔法文字の発声と共に契約伝いで彼らのマナが流れ込んでくるんです。」
「例えば熾王の…"ダウ・プルフラス・ラ・アビス・ヴァスト。グラド・リナシタ――アルスメディカ"。第二階位の治癒の術の詠唱文殆どそのままな癖に、前半の詠唱を変えただけで効力の増した治癒が発揮されるんです。マナの無駄な浪費もなし、適正なマナの消費で既存の魔法のポテンシャルが格段に引き上げられてます。…それでも、その発音と自分のモノじゃないマナのコントロールに癖があるんすけどね」
第24戦線司令官
「把握した。臨界契約の手札としては十分に考えられるようだな」
アルデバラン
「…それと、彼らの魔法それぞれに定められてたこの"禁忌"ってやつ」
「これ、単なる縛りプレイですよ。本来彼らの魔法を行使するにあたって特に関係のない魔法を指定されてます。…とはいえ、やらかすと契約に基づいて確実に命を奪われるんですけどね」
第24戦線司令官
「………(長い溜息をつく)」
「つくづく、不愉快な奴らだ」

報告:Fr-Dem064,065,066契約実験書-3/試験実用段階

 大陸新暦3XX年の4月、アルデバランは三魔神の魔法を人の理解の範疇で伝授させられるほどに熟達。実用が可能と判断され、【ウェーレス34式アルテバラン深淵魔導術】として完成します。
 ただし、本実用までには30年の経過観察を要する。契約者の魂を喰らい続けた三魔神の反応や、彼らの契約に隠されたリスク次第では再検討が必要とされる。そのため、二つの試験環境を用意しました。
 一つは、臨界契約としての一部の精鋭部隊への秘伝提供。もう一つは、ヒノマル地方にて観測された『忍界乱世』の調査部隊及び所属させたシノビへの秘伝提供を行っております。
 調査部隊の隊員らは、この秘術が"ウェーレス対魔神機動隊の極秘武装の一つ"であることを所属しているシノビに教えてはなりません。また、己らもシノビとして隊員の身分を隠し、司令官への報告は文章媒体で所定の場所で行うようにしてください。
万魔帝

マテリアル

魔神名
ケッククバック&フォルゴーン混合種
危険ランク
Erebos (Lv15の隊員であっても鎮圧次第では死亡する可能性あり)
獰猛性
A (嗜虐的)
狡猾性
AA (絶対に信用してはいけない)
冷静性
AA (常に冷静沈着である)
友愛性
B (見掛け倒しかもしれないが思いやりがある)
異常性
B (魔神としては異様な存在)

概要

 蛇の下半身に人間の胴体、そして猛禽類の巨大な翼と頭部で形成された魔神です。真名は語らず、己を"万魔帝"と名乗っています。
 際限なき欲求を持っている万魔帝は人族との交流を重んじ、同程度の知能レベルで会話を弾ませることを好みます。特に、彼は人族の文化に非常に興味を持っており、人の情について理解しようと勤勉です。享楽であれば何事にも拒まず、好意的な反応を示すでしょう。
 彼が心底気に入った人物には褒美に人智を越えた知識を与えようとしますが、決してそれを受け取ってはいけません。人の許容できる情報量を逸脱したその内容に、発狂するか廃人となることでしょう。しかし断り方にも配慮しなければ彼の機嫌を損ね、命を奪われてしまいます。

その他諸々(工事中

流派装備

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
レメゲトンリングⅦ 30 装飾品:手 1,000名誉点 万魔帝の淵源魔法によって発生するダメージ+2
レメゲトンリング0 30 装飾品:手 1,000名誉点 熾王の淵源魔法の消費MP−1
レメゲトンリングⅧ 30 装飾品:手 1,000名誉点 悪爵の淵源魔法の魔法行使判定+2

秘伝

《淵源の約定/**》

必要名誉点
20
タイプ
常時型
前提
なし
限定条件
なし
使用
適用
リスク
概要
習得している真語魔法、操霊魔法を禁忌に指定することで【淵源魔術】が使用可能になる
効果

 「万魔帝」「熾王」「悪爵」から1つ、契約する魔神を選んで秘伝習得欄に《淵源の約定/(選んだ契約)》と書き込むことでこの秘伝を習得します。
 秘伝習得者は、契約した魔神に対応する特殊な深智魔法「淵源魔法」を「5」レベルまで使用できるようになります。ただし、淵源魔法それぞれに"禁忌指定"として特定の魔法が定められており、そのすべてを"禁忌"として指定し、条件を満たしていなければ行使することができません。
 毎日午前6時を迎えるたび、秘伝習得者は行使可能な真語魔法、操霊魔法、深智魔法のうち任意の魔法を"禁忌"として指定し直すことができます。
 使用可能な深智魔法のレベルより高いレベルの淵源魔法を行使することはできません。また、"禁忌"と指定した魔法は行使することができません。

 この秘伝を習得したキャラクターは、冒険者レベルが「16」以上にならずに7年経過すると即座に死亡し、魂を失います。


【上位秘伝】
《淵源の禁約/**》 タイプ:常時型 前提:《淵源の約定/**》/冒険者レベル「7」以上 名誉点:30点
・「10」レベルまでの「淵源魔法」を使用できるようになります。
《淵源の盟約/**》 タイプ:常時型 前提:《淵源の禁約/**》/冒険者レベル「11」以上 名誉点:50点
・「15」レベルまでの「淵源魔法」を使用できるようになります。

《深淵魔導術ヒアデス》

必要名誉点
20
タイプ
常時型
前提
なし
限定条件
なし
使用
適用
リスク
概要
解放した深淵魔法にさらに魔法を禁忌指定することで性能を引き上げる
効果

 秘伝習得者が毎日午前6時に魔法を"禁忌"に指定して行使可能になった淵源魔法に、さらに魔法を追加で、最大4つまで"禁忌"に指定することを選べます。そうして追加で指定した"禁忌"2つにつき、その淵源魔法が威力表を用いるものならばその威力を「+5」、それ以外ならば魔力を「+1」し、それぞれ2回まで累積します。

秘伝魔法

淵源魔法/万魔帝(攻撃型)

【アーク・ブラスト】
禁忌指定:【エネルギー・ボルト】+【スパーク】
【インヴァイド・カオス】
禁忌指定:【マナ・コンバージェンス】+【ウィザード・サイン】+【エンチャント・ウェポン】+【プロテクション】
【アルス・マグナ】
禁忌指定:【ファイアボール】+【スパーク】+レベル6以上の真語魔法or操霊魔法2種
【バニシング・アロー】
禁忌指定:【エネルギー・ジャベリン】+断空属性の真語魔法1種+レベル6以下の真語魔法1種
10
【コラプス】
禁忌指定:【ファイアボール】+【ブリザード】+レベル10以上の真語魔法or操霊魔法2種
15
【メギド・フレイム】
禁忌指定:【メテオ・ストライク】+【デス・クラウド】+レベル15の真語魔法or操霊魔法2種

淵源魔法/熾王(支援型)

【アルス・メディカ】
禁忌指定:【アース・ヒール】+レベル2以下の真語魔法or操霊魔法1種
【インパルス・ウェポン】
禁忌指定:【ファイア・ウェポン】+【スパーク】
【リベリオン】
禁忌指定:【ファナティシズム】+【センス・エネミィ】+【エンチャント・ウェポン】
【オーバーロード】
禁忌指定:【ファイア・ウェポン】+【エンチャント・ウェポン】+【プロテクション】
【ルーン・フォース】
禁忌指定:【タフパワー】+【スペル・エンハンス】
11
【アルス・メディカⅡ】
禁忌指定:【アース・ヒールⅡ】+レベル11以下の真語魔法or操霊魔法1種

淵源魔法/悪爵(妨害型)

【ウーンズ】
禁忌指定:【エネルギー・ボルト】+レベル1以下の操霊魔法1種
【バインドチェイン】
禁忌指定:【リープ・スラッシュ】+【パラライズ】+【ダーク・ミスト】
【オペレーション】
禁忌指定:【スペル・エンハンス】+【クリエイト・アンデッド】+【クリエイト・ゴーレム】
【ブレイク・アーマー】
禁忌指定:【アース・シールド】+呪い属性の真語魔法or操霊魔法1種
【ライフドレイン】
禁忌指定:【ドレイン・タッチ】+「射程:2(30m)」の真語魔法or操霊魔法1種
12
【ブラック・ヘイズ】
禁忌指定:【ペトロ・クラウド】+【アシッド・クラウド】+【スタン・クラウド】+【ポイズン・クラウド】

製作者:お揚げさん