＊＊シュフラマリカの里
生殖行為可能のジェネレーターがある小さな里。ジェネレーターとしては珍しく新品同様のような働きを見せている。
理由としては魔動機文明にとある科学者によって作られた全自動修理機能付きジェネレーターであるものの、欠陥部分として、同一個体が作れないという仕組み（ルーンフォーク一人一人に個性が宿る）
この里はその科学者が魔動機文明時代に都を追われ、その時に作り上げた最高傑作ではあるものの、その時にあった機材、また友人の存在があってこその作られたジェネレーターを守るために作られた場所である。
大破局後、作られたルーンフォークによりこの里の防衛線が始まる。
ジェネレーターを守るための自給自足は可能だったが、外部との連絡が取れず、ルーンフォークVS蛮族という戦いのみが繰り広げられていた。

＊＊＊科学者と友人
科学者の名前は「シユー」友人の名は「フラマリカ」
フラマリカの願いは、「ルーンフォークの繁栄」しかし、その願いが叶う間もなく、病によってあっさりとなくなってしまう。
シユーは倫理観のない科学者であり、常に異端として嫌われ、ついには都を追われてしまう。
そんな彼とともに来たフラマリカが死に、シユーは願う『フラマリカの復活』を
そのためには寿命・技術・発想がいる。
だからこそ彼は魔神となる。神になる力は、生涯得ることはなかったからだ。
魔神となり、技術を磨き、人と魔動機を融合させ、種族の強化をし、発想を得るためにいろいろな実験をした。
……魔神になった影響で、シユーはフラマリカの存在を忘れた。
今の彼の目的は、『発想を得てそれを実行し、世に放つ』ことしかない。

7年前に生成される。本来の作成目的は盾を使って仲間を守るファイター
生成より2年間、先に生まれた者たちによる指導を受け、蛮族との戦線に加わる。
3年目にして、先に生まれたルーンフォークが全滅。（一括で全滅したわけではなく、一人一人と戦場で亡骸が組成不可能なほど壊れた）
それ以降に生み出された家族とともに、軍を率いて戦う。
4～6年の間指示とともに蛮族や魔域の対処を行っていくが、度重なる戦闘により体がぼろぼろになったり、蘇生によって記憶をなくしたりしながらも戦い続けるが、ついに「武器を直接あて、力を込めて攻撃する」「攻撃を回避する」という動作ができなくなる不具合とそれまでに鍛え上げた軍師の能力を失う。
最前線を次のルーンフォークに託し、後続を育てつつまた自分で戦えるすべを再学習しようとしていく。
その結果が「至近距離から相手に力を入れて攻撃するのではなく、銃や投擲で当てる」という戦闘スタイルを獲得。
また、攻撃への回避への対処も一応できるようにはなったが、戦士としての回避は絶望的に
7年目の夏、里に一人の人族が現れる。
これはシユーが改造した人族であり、手ごろなルーンフォークを手に入れるためにこの地に大量に配置された一人。
シユーの指示により、予言として誰かひとりに「蛮族を退け、この里付近の王になるものが現れる。それはこの里を一度出て、世界を見た10年以上の年齢を得たものだ」と伝えた。
アミ―ラの家族はこのままでは最前線に戻ってしまう恐れのあったアミ―ラを「一番王になるのが早く、また守る王としての覚悟がある」送り出した。
それから半年かけて蛮族の領域などを超え、ギルドシティ・ウェンリッドにたどり着く。

基本的な考え方

家族へ持ち帰るための情報収集がメイン。食事は弟たちはどれが好きでとすべてを把握し、食事をとっている。
また基本的に無知なところもあり、知らないことは知らないと答えたり、間違った覚え方もする。
行動理論として『仲間を守る』ということが大切であり、悲劇に関しても「それが起きない事であり、防げる事れば何よりである」と考えている。
そのため、それが当たり前という感じで悲劇を軽く扱うようにすると心がざわついてしまう。
ただし、大前提としての『仲間との不和を起こさない』というプログラムもあるため。たどたどしくなったりする。

魔域について

魔神が存在する場所としては理解しているし、また過去を再現して流れていく魔域など多種多様な存在があることも知っている。
過去を再現する魔域に関しては1～6年の間で「助けるすべはなかった」という結論を出している。
そのため破壊することに戸惑いはなく、諦観の構えがある。
ただし、助けたいという気持ちは強く。助けようとする行動を否定することはない。むしろ協力したいと考えている。

蛮族に対して

1～4年ぐらいは蛮族はすべて殺すべきと考えていたが、5年目にして、蛮族とともに魔域に囚われたり、蛮族の中でも知能の高い者たちとの会話、協力関係などを魔神に強いられたりしつつも殺し合う。
そのため、人を襲う蛮族からは仲間を守りつつ殺害。ただし、すぐに襲う気のなさそうであれば会話をしたりすることに抵抗感はない。ウィークリング系統の蛮族が逃げ出してきて話したこともあるので、そういう人たちに対して敵意は持たない。
むろん敵対者には盾と銃。そして槍を投げることで対応する。