【蹴撃武踏ベルデラント式】
- 入門条件
- 50名誉点
元生徒会執行委員「ベルデラント・アルマリオ」が、学校内の不良行為を纏めて叩きのめし……否、蹴りのめして行く際に開花した荒々しい流派です。
元々ベルデラントは名の知れた貴族の次男であり、そのプライドの高さ故に自らが汚れる事を嫌い、そして見掛けまでを両立する為に蹴りと言う戦闘方法を選択していました。
そうして優秀な成績を納め、執行委員へ上り詰めた彼に待ち構えていたものはと言うと……そのプライドの高さを気に入らない不良生徒による数多の突っかかりやそれへの対処でした。
初めはベルデラントも軽々しく蹴り飛ばし、踏み越えていたのですが、そうする度に目を付けられ、そして敗れた不良は容赦を捨てていき、段々と執行委員としての役目が厳しく、重いものとなって行きます。
そうしてある時、自らがいよいよ"顔"に傷を付けられたとき……ベルデラントは、いよいよ激昂しました。 然し彼を良く知る者は、それによって「一皮剥けた」と評する者もいます。
ともあれ、綺麗に戦う為のやり口を、ベルデラントは完全に不良とやり合う為のやり口へと変えました。
攻撃を受ければそれを捌くのではなく真正面から耐え、そしてそれが無為であるかのように一撃で蹴り伏せる様であったり、鎧を着こむのであれば体勢を崩した上で間接部を蹴り砕く荒々しい動きを見せたりと、何処か彼自身も不良らしい戦闘方法に染まって行きます。
そうしてやっと、彼が「掃除が終わった」と判断した時、後に残っているのはその戦闘方法を慕う"舎弟"の集まりでした。
ベルデラント自身はその存在を卒業した後ですら認めてないと言います。
こうして一人の源流に感銘を受けた集団がベルデラントの戦闘方法を真似し、見取り、そして再現する事によって洗練されて行った流派です。
基本的には不良とされる者達が好んで使う戦闘方法ですが、優等生の中でも元々格闘を志す者は、その完成された形態に敬意を示して修得をしている事もあります。
流派装備
秘伝
《黒獅子》
- 必要名誉点
- 20点
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《頑強》
- 限定条件
- 〈キック〉
- 使用
- グラップラー技能orバトルダンサー技能
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 反撃を複数回行う。
- 効果
効果時間中、近接攻撃の対象とされた場合、《黒獅子》によるカウンターを試みることができます。 《カウンター》同様に自らを能動側として対抗判定を行い、自身が勝利すれば、攻撃者に「使用した戦士系技能Lv*3」点の確定ダメージを与えます。
但し、カウンターの成否を問わず、相手の攻撃は自動的に命中します。(2d6を12としては扱いません。)
この効果は《カウンター》と異なり、1Rに何度でも使用できます。 無論、《カウンター》や他のそれに準ずる効果と同時に使用することはできません。
《白大蛇》
- 必要名誉点
- 20点
- タイプ
- 《鎧貫きⅠ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈キック〉
- 使用
- グラップラー技能orバトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 回避力-2
- 概要
- 対象の防護点を半減させる。
- 効果
基本は《鎧貫きⅠ》と同様ですが、C値の増加がなく、対象の持つクリティカル無効やクリティカル値の上昇を無効にします。
リスクとして、回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。【上位秘伝】
《白大蛇・解》 タイプ:《鎧貫きⅡ》変化型 前提:《白大蛇》 名誉点:30点
・クリティカル時、対象の防護点を0として扱います。
《銀龍》
- 必要名誉点
- 20点
- タイプ
- 《全力攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈キック〉
- 使用
- グラップラー技能orバトルダンサー技能
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- 自身の防護点を「0」に
- 概要
- 近接攻撃のダメージを+4
- 効果
宣言を行ってから最初に行う近接攻撃のダメージを「+4」点します。 但し、リスクとして自身の防護点を「0」として扱います。
複数を同時に攻撃する場合、命中した中から任意に1体を選びます。 そして、その1体へのダメージが「+4」点されます。
この対象の選択は、ダメージを決定する前に行います。【上位秘伝】
《銀龍・解》 タイプ:《全力攻撃Ⅱ》変化型 前提:《銀龍》 名誉点:30点
・ダメージ増分を「+12」にします。