ギルドシティ・ウェンリッド

【タナン二重領域投影術】 - ギルドシティ・ウェンリッド

【タナン二重領域投影術】

(ウェンリッド)
入門条件
50名誉点

 魔法文明時代初期、魔術師"タナン"によって研究されていた、言わば魔法の体系の一つです。 "命脈"を操り世界創造の力を導く天地使いの技法を、魔術師タナンはマナを用いる以上の効果があるとして、制御可能な魔法へと体系化しようと試みました。
 尤も、その取り組みで早い段階に扱われたのは、やはり"願いを具現化する"性質を持つマナです。

 タナンは熱心な想像と集中により、自らの内側へ"第二世界"とも呼べる心象風景を生み出す事を技法の一つとして体系化しています。
 精緻な想像の上で構築され、内に"ある"と認識された"第二世界"を起こしたい現象に合わせて変容させ、その想像を、マナの助けを借りて外界に枠組みとして投影、"命脈"の力を満たす事で、相域として具現します。

 こうして扱われる相域は、従来の天地使いの相域よりも確実に効果を齎しましたが、同時期に体系が確立された他魔法と比べれば未だ不安定であり……。
 ……そして、タナン自身がこの技法を魔法に応用した方が強力であると行き付いてしまったため、【タナン二重領域投影術】は未完成のまま研究が停止しています。
 現代に伝わっているのは、"ランメルスベルクの古城"から出土したその数少ない資料であり、他の資料と組み合わせる事で現代へ復元されたものです。

流派装備

秘伝

背中合わせの剣(リバース・ソード)

必要名誉点
20点
タイプ
常時型
前提
なし
限定条件
なし
使用
-
適用
-
リスク
なし
概要
相域の効果を敵対陣営か自陣営に絞り込む。
効果

 秘伝習得者がジオグラフを展開する際、その領域を「表」か「裏」を任意に定め、この秘伝の効果を発揮することができます。
 領域は、「表」と「裏」をその領域を使用している天地使いが手番を迎える度に入れ替えます。
 秘伝習得者の相域が効果を発揮する際(つまり、天地使いの手番終了時)、領域が「表」であるならば範囲内の自陣営、「裏」であるならば範囲内の敵対陣営から、無作為に対象を選びます。
 この際、「表」か「裏」の定められた相域は、目標が決定した後にキャンセルを行うことはできません。

合理的な天秤(リチュアル・テンパランス)

必要名誉点
30点
タイプ
独自宣言型
前提
《相克の標的》
限定条件
なし
使用
-
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
なし
概要
相域の目標か効果を無作為に倍化する。
効果

 手番終了時にこの秘伝を宣言できます。 宣言した場合、1d6を振ります。
 出目が「1」「2」「3」だった場合、その手番に効果を発揮する相域は、二倍の数の目標を決定します。
 出目が「4」「5」「6」だった場合、その手番に効果を発揮する相域は、使用されている命脈点が二倍であるものとして効果を発揮します。(上限を超えても構いません)

命運と結末(アンリライト)

必要名誉点
50点
タイプ
常時型
前提
《相克の別離》
限定条件
なし
使用
-
適用
-
リスク
-
概要
相域の範囲を狭められる。
効果

 秘伝習得者の手番終了時、使用されている相域が効果を及ぼす範囲を「半径0m」から「本来の範囲」までの間で任意の決定することができます。

製作者:ろこぐら