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【ウェーレス19式開発賦術技巧】 - ギルドシティ・ウェンリッド

【ウェーレス19式開発賦術技巧】

(ウルガ公都)
入門条件
50名誉点/"ウェーレス対魔神機動隊"所属30名誉点

 ウェーレス対魔神機動隊の隊員は戦線に身を投じては魔神と死合い、血を流しながら人族の領土をその命を賭けて死守します。そんな"戦闘"ではなく"戦争"が300年近く行われている彼の地では、隊員は仲間の死に幾度も向き合わなければなりません。実際、親しかった隊員の死に憤慨に身を任せた結果に後を追う隊員もいれば、怯えて戦場から逃げ出す隊員も過去数えられないくらいにはいたようです。
 そこで、160年前に隊員の訓練を担っていた教官"ゲンド・アラニーダ"(メリア/男/故人)は単騎で敵を食い止める戦い方や、仲間の死に対する精神のコントロール方法を研究し、この戦術を編み出しました。その戦術を隊員に教授させたことがきっかけで、彼の戦死後もこの戦術が第一前線部隊や決死隊の訓練に伝えられ、継承されていったのがこの戦術が"流派"として成り立った経緯です。
 この流派の秘伝は"戦場に立つ闘志"を奮い立たせる精神論じみたものですが、戦いの最中で己の闘志や精神を無意識のうちにコントロールできた時こそ、"技"として成り立ちます。ただ一人で魔神の軍を相手する時の覚悟、仲間が討ち死にした時の心の持ち方、死の間際に刺し違える死力は、冒険者の戦いにおいても有用であることでしょう。
[→]ウェーレス対魔神機動隊

以下、簡易説明用チャットパレット

特技宣言[孤高の奮撃] 単騎の状況に限りダメージ+2,防護点+1,回避力判定+1
特技宣言[託された孤高の奮撃] 単騎の状況に限りダメージ+4,防護点+12,回避力判定+1
特技宣言[敢然不敗なる孤高の奮撃] 単騎の状況に限りダメージ+6,防護点+4,回避力判定+1
発動[討死の憤怒] 次手番に行う行動判定+1,ダメージ+2(累積)
特技宣言[最期の叛撃] 死ぬ前に主動作を行う

パッチノート

流派装備

 支援こそあれ、機動隊の資金はそこまで富まれているとはいえず、常に機動隊は隊員の多くに装備が渡るように、品質を保ちながら安価で武器を調達しなければなりません。
 そこで、武器の性能と量産性を兼ねて長年かけて機動隊が開発した武器が、この鉄よりも安いチタニウムの鉄鉱を用いたブレードになります。開発初期の"壱式"は業物でしたが、研究を重ねて多くの兵士が握れるような武器になっていきました。
 近代においては銃を片手に第一前線として戦場に立つ兵士も多い為、"銃としての性能を兼ねながら白兵戦もできる武器"も研究されました。未だ試作段階で製造本数は多くありませんが、トリッキーなその銃は使いこなせれば強力な武器になるかもしれません。

秘伝

《クイックドロウ》

必要名誉点
30
タイプ
《マルチアクション》変化型
前提
《連続賦術》
限定条件
〈〉
使用
なし
適用
1回の近接攻撃または主動作賦術使用
リスク
なし
概要
近接攻撃と賦術使用を同時に行う
効果

 近接攻撃または賦術使用、どちらかを主動作で行うときに宣言し、その1回に有効です。
 近接攻撃時に宣言したならば、その直後に主動作賦術を使用できます。逆に、主動作賦術使用時に宣言したならば、その直後に近接攻撃を行えます。
 ただし、この秘伝を宣言して行う賦術使用は複数の対象を選んで行使することができません。また、《連続賦術》の効果を併用させることもできません。

《ディレイ》

必要名誉点
30
タイプ
独自宣言型
前提
なし
限定条件
なし
使用
なし
適用
1回の賦術使用
リスク
なし
概要
仲間が死亡した時、次手番に行う行動判定+1,ダメージ+2
効果

 仲間の死に憤怒し、然しその感情をコントロールすることで仇討ちに注力します。
 秘伝習得者の同陣営キャラクターのHPが「0」以下となり、生死判定に失敗した際に発動します。秘伝習得者が次の手番に行う行動判定に+1のボーナス修正を与え、主動作によって発生するダメージを「+2」点します。また、この効果は同陣営キャラクターが更に死亡する度に累積します。

最期の叛撃(ラスト・ブロウ)

必要名誉点
30
タイプ
独自宣言型
前提
なし
限定条件
なし
使用
なし
適用
死亡時
リスク
なし
概要
死の間際に行動を遺す
効果

 死の間際に最後の力を絞り、後に託すために行動を行います。
 秘伝習得者のHPが「0」以下となり、生死判定に失敗した際に宣言できます。秘伝習得者は即座に主動作を1回行うことができます。このとき、死亡したキャラクターを対象に扱う効果を使用する際に自身を選ぶことができません。その結果が終了した時、通常通り死亡します。

製作者:お揚げさん