ギルドシティ・ウェンリッド

和美(人間を呪う少女) - ギルドシティ・ウェンリッド
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和美(かずみ)(人間を呪う少女)

分類:人族
知能
人間並み
知覚
五感
反応
敵対的
穢れ
1
言語
交易共通語、ヒノマル語
生息地
さまざま
知名度/弱点値
8/-
弱点
なし
先制値
11
移動速度
15/-
生命抵抗力
11 (18)
精神抵抗力
11 (18)
攻撃方法(部位) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP
なし(少女) 9 (16) 8 115 90
鋸(瘴気A) 9 (16) 2d6+8 5 (12) 4 25 10
槌(瘴気B) 7 (14) 2d+10 7 (14) 6 45 10
鞭(瘴気C) 8 (15) 2d+9 8 (15) 7 55 10
杭(瘴気D) 6 (13) 2d+11 6 (13) 5 35 10
部位数
5(少女、瘴気×4)
コア部位
少女

特殊能力

●全身

剣のかけら=8個

本来のデータよりHPが+40、精神・生命抵抗が+2されています。(反映済み)

TP3

L世界の汚染K10(TP2/本体)
L瞬間達成値+1(TP1/本体)

▽暴走-災禍の解放-
このエネミーの[部位:少女]以外うち、3部位以上のHPが0以下になった時に発動します。
このエネミーの各部位に存在する「▽」の能力が発動するようになり、「凶声」が使用不能になります。

●本体

弱点

銀の武器に加え、「土」属性から受ける物理・魔法ダメージが+2点されます。

魔法適性

戦闘特技《ターゲッティング》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大全て》を修得しています。

凶声/9(16)/生命抵抗力/半減

「射程:自身」「対象:全エリア(半径100m/空間)」の、効果範囲内にいる敵対陣営のキャラクターに2d6+8の呪い属性の魔法ダメージを与えます。
この能力は連続した手番に使用できません。

真語魔法レベル6/魔力9(16)


▽>殺意の空/11(18)/精神抵抗力/半減
「射程:自身」「対象:全エリア(半径100m/空間)」で範囲内にいる任意のキャラクターに「2d6+12」の呪い属性の魔法ダメージを与え、1Rの間行動判定に-1の修正を与えます。
この能力は連続した手番に使用できません。

●瘴気共通

攻撃障害=不可/不可

[部位:少女]は近接攻撃及び遠隔攻撃の対象となりません。
[部位:瘴気]のHPが3つ以上0以下になった場合、この能力は失われます。

●瘴気A

2回攻撃&双撃


▽○連続攻撃

●瘴気B

なぎ払いⅠ

▽○痛恨撃=C⑩/+6

●瘴気C

緊縛

鞭が命中した場合、対象に絡みつきます。
対象は移動ができなくなり、命中力・回避力判定に-1のペナルティ修正を負います。
また、次の出番から、この魔物は自動的に「2d+8」点の物理ダメージを対象に与えます。
この魔物は、キャラクターへの絡みつきを継続しながら、さらに別の対象に鞭攻撃(と「緊縛」)を仕掛けていくことが可能です。
キャラクターが脱出を試みるときには、引きはがし処理に従いますが、1回の成功で脱出できるのは、その対象である1体だけです。

長い鞭

[部位:瘴気C]は、鞭での近接攻撃を、「射程/形状:1(10m)/起点指定」として実行できます。

▽○伸展
この部位は遮蔽を無視して『○長い鞭』による近接攻撃を実行できるようになり、『○長い鞭』の距離が「射程/形状:2(30m)/起点指定」となります。ただし、遮蔽を無視して近接攻撃を実行する場合、そのダメージに-8の修正が掛かります。

●瘴気D

渾身攻撃

近接攻撃を行う際に宣言します。その攻撃が命中した際、ダメージを+8します。
リスクとして1Rの間、回避力判定に-3のペナルティ修正を受けます。

必殺の一撃

打撃点決定の出目が「9」以上となった場合、打撃点をさらに「+4」点します。

▽○魔の一撃
この部位が与える近接攻撃によるダメージが、呪い属性の魔法ダメージに変更されます。

戦利品

自動
〈韓鋤、禍津日〉(取引不能)
自動
木彫りのペンダント(0G)
2-8
具現化された武器の欠片(300G/金A)
9~
魔晶石(3点)(150G/-)*1d

解説

……許せない。
……許さない。

ただ、静かに暮らしたいだけだった。
ただ、安穏に生きたいだけだった。
それでも……人は、私を罵り。憎しみ。蔑んだ。

出ていけ、と石を投げられた。
父と呼ばれるソレは、私を何度も粗雑に使った。
木刀で打ちのめされることさえ、あった。
……私の心はその度にどす黒く染まっていった。

許せない。
死ねばいいのに。
地獄に堕ちろ。

何度も、何度も呪った。
それでも、そんなことをする勇気はなくて。
……私はただ、山の中へと逃げ出した。

山での暮らしは、平穏だった。
囀ずる鳥の鳴き声。
川から顔を出した蛙の合唱。
蝉はその生を謳歌してることを叫ぶように力強く鳴き。鹿がときおり森を駆ける。
幸い、生まれたときから使える、魔の力で狩りは出来たから……飢えることはなかった。

安穏とした生活。そこに彼が現れたのは、偶然だった。
……傷つき。助けを求めてきたその者に、最初は怯えた。また、私を罵り、憎しみ、蔑むんじゃないかと。

……違った。彼もまた、少し違えど……同胞であった。
彼は……群れから、弱いこと。人に近いことを理由に、排斥された人物だった。
……それを知って、私は。彼を癒し。生活を共にすることにした。

安穏とした生活。
共に生きる世界。
互いの欠点も、美点も見つけあって。
一緒に笑って、泣いて。たまに喧嘩もして。
……いつしか、愛するようになって。
想いを、通わせて。娘も出来て。


──────地獄が、私に追い付いた。


出掛けている合間に、家は人間の襲撃に合って。
彼も、娘も殺されていて。
そいつらは、思い出の家を破壊し。価値のありそうなものを片端から奪っていて。
私を見て、下卑た笑みを浮かべた。


──────愛しい人達さえ、居ればよかった。

ただ、それだけだったのに。

それは、奪われた。
穢された!!
それも、人間にッッッ!!

怒り、呪い、人の世に災いあれと願った瞬間───私の手に、杯のようなものが現れ。世界は闇に包まれた。


──────家族を奪った、人間達。
私が全部。

滅ぼしてやる。

製作者:シンヤ

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