宿願

　ヒノマルに眠るすべての魔剣を回収するため

仇敵

　？？？

概要(流派)

　今から１０年ほど前、ヒノマルの地に『"ヘパイストス"(魔神/男/？？？)』が降り立ちました。彼の魔神が"礎の魔剣(プライマル・ウェポン)"と呼称する魔剣を鍛造し、如何なる力の素養も認められなかった"面汚し"や"落ちこぼれ"のシノビらに寄贈。その魔剣は"装備した者の起源や本質に応じて姿形を変える"という性質を持ち、曰く、"魔剣が担い手を選ぶ"のではなく"担い手が魔剣を生む"ものでした。
　起源や本質が薄い者ほど魔剣は芽生えませんが、逆に魂が強く、起源や本質が魂に強く定められているほど魔剣はその在り方を投影し、強大な力を宿します。更に、ヘパイストスは"ただ器を作るだけであり、時間なぞかからず幾らでも生み出せる。か、勘違いしないでよね！それからの魔剣を作るのは貴様らなんだからね！"と魔剣の量産性と同志らの救済を示し、その魔剣を彼らに託しました。
　ただし、ここでヘパイストスは面汚しシノビらにある契約を結ばせます。かつてヘパイストスがこの地に降り立って勇士に魔剣を与えて以来、その魔剣の多くは彼の望んだ扱われ方をせず、ヒノマルの各地で眠りについているとのこと。魔剣は正しき担い手の元にあるべきだと説いたヘパイストスは、その魔剣の力を与える代わりに彼ら力無きシノビに"魔剣回収"を命じました。
　その魔剣の才能を開花させるには、魔剣を構成する為の特殊な技術を要し、己の本質を形として保持するための訓練を行わなければなりません。それから数年にかけて未知の技術を編み出した果てに一つの流派組織として大成し、【ヘパイストス伝承魔剣術】の誕生となりました。起源を伝承し、魔剣に投影する技術を"起源伝承者(レリックキーパー)"と呼称。忍術の才無く面汚しと貶され、流派から追われてしまった宛て無き彼らは、そのシノビらに並ぶことのできる、比類なき魔剣の力を得ました。

　余談ですが、ヘパイストスは過去…ヒノマルに国ができるより前の時代、その文献に微かに残されていた"火之迦具土"の存在と特徴が似ていることから、一部は彼の人物と同一視しています。

概要(忍界乱世への参加)

　叢雲をその手に得るべく魔剣の奪い合いを繰り広げる忍界乱世。その争いの最中で叢雲の剣片と見紛られた魔剣もまた、蒐集すべき魔剣としてシノビらに扱われていました。
　何より、その奪い合いの結果に生じた件の八雷の騒動。今後も彼らの争奪戦の最中で魔剣の眠りを妨げ、暴走させてしまうと考えた魔剣使いのシノビらは、その魔剣らを回収し、あるべき主の手に届くよう管理するために、己らも忍界乱世へ身を投じることとなります。

流派装備